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50歳超えても「好き!」って言える人

先週末の話…


また、マレーシアに居る昔の同期から電話が有った。

彼とは大卒で就職した社会人1年目からの同期。

結局、一緒には仕事が出来なかったが、考えたら俺の浮き沈みをずっと見守ってくれた優しいマブダチ。



例によって、ビデオ通話にしないと拗ねる(笑)

ビデオ通話に切り替えると、お決まりのようにウィスキーのボトルをドンっとテーブルに置いて、ロックグラス片手の彼が現れる。


「そろそろ電話が来ると思ってたわ…😅」

「何でや?」

「えー何となく。あれから1ヶ月くらい経つやろ?」

「そうやったっけ?」

とほぼ毎回お決まりのやり取り。

で、色々仕事の愚痴を聞く。

まぁ〜それに関しては日本人は彼一人だけ行かされているので、愚痴も言いたくなるわなーと許容。

でも、あんまり迷惑ではない。

寧ろ、彼が中国に居た時もそうだけど、よく頑張ってんなーとエールを送りたくなる。

まぁ〜そんな感じで毎回ほぼ同じ内容の愚痴を聞いて、時には昔話をして笑いあう。

前回は彼の馴れ初めまで…

彼の結婚式には招待されて出席したし、その後も家に御呼ばれしたこともあるので、どんな奥様は知っている。

よく出来た奥様で、家に泊まると毎回、翌朝の朝食は旅館の朝食みたいな料理を用意して下さる。

それは本と関心してた。

でも、馴れ初めは知らなかったが、前回彼は酔った勢いで話し始めた。




どうやら、出逢いは中学の同級生だったそうで、ある日担任の先生が

「これから席替えするけど、意見のある奴居るか?」

って聞かれた時に彼は

「○○さんの隣がいいです!」

と言って自ら志願したそうだ。




その話を聞いて…

「お前、スゲェな。隣の席を立候補するだけでなく、それを貫いてその彼女を嫁さんにするなんて!😳」

と言うと…

「そっか?何で?好きな人と一緒に居たいやん?今も好きやし!😊」

とニコニコしながら言う。


どうやら、その日の夜は奥さんに電話したけど出てくれなかったから俺に電話してきたそうだ。

「まぁ〜お前やから許すわー😂」

そんな彼があのウドちゃんにそっくりなんで大目に見たろ。



とは言え、出逢いは中学でそれを貫いて今でも『好き!』とハッキリと言語化出来る彼は人類最強な幸せ者だと思った。



「勿論、俺も中学の時に彼女は居たけど、高校時代にフラれたし、そういう貫く愛情って無いよなー

しかも、俺は離婚もしてるし、色々経験してきたから俺はこの先そういう人にはもう巡り合わないような気がするわー😩

人生間違ったなーというか、お前には敵わない」



と言うと、満面の笑みのウドちゃんがそこに居た。


確かに彼はウドちゃん並みに真っ直ぐだもんなー
俺と一緒で敵も多いけど。

「文句言いながらも残ったお前は偉いよ!」

と言うと

「俺は出て行く勇気が無かっただけよ」

っていう言葉が彼の気遣いだと…


でも、まぁ〜ホント何か色々考えさせられたな。

この先、そこまで単純明快に『好き!』って言える人に巡り合うのかなーって


と、夜な夜な共に来月1日違いで55歳の誕生日を迎えるオッサンがオンライン通話で笑いあってました。



また、今回もマレーシアに来い来いって言うからホント、アイツがいる間に行かないとなー

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