見出し画像

雑踏の中、春の通り道。

今日は一気に暖かくなった気がする。2月も終盤になり、いよいよ春が近づいてきてますね。

昼間もそう感じたけど、夜はビルとビルの間を吹き抜け肌に触れた風が心地よく、余計に春の気配を感じさせた。

この時間、どのビルからも人が溢れ出てくる。昼間の社は夜になれば無人と化す…。空まで届きそうなほどの大小様々ビルは、夜が深くなるにつれて灯りを地上へと戻していく。

人が文明というものを武器に暗闇に抗い、きらびやかに栄えた地上の街。今夜この街に吹き抜けた風で春を感じたのは、私だけではないはず。

雑踏の中、掻き分け進む帰り道。ほとんどの人と目指す方向は同じだから流されるままにただ歩き進んでいく。

やっと乗り込めた電車、この狭い空間はいろんな人の人生が交差する場所。みんな思い思いの時間を過ごしている。

私はというと、今この記事を自宅までの25分間で書き上げようと携帯に文字を打ち込み続けています。果たして今日は記事を上げれるのか…。時間的にもしかしたら厳しいかもしれないので書き上げれなかったら、翌日の火曜日に投稿されると思います。

4人降りて、また6人乗ってくる。人の乗り降りを繰り返しながらも電車の中はいつもパンパン。やっと私の番が来た。扉が開くと匂いが変わる。

前から思ってたけど季節によって空気の匂いは全然違う。冬の匂いは空気が澄んでいるせいか、爽やかな匂い。春の匂いは生命の息吹を感じさせるほのかに甘く温かい匂い。春、夏、秋、冬と日本は世界でも有数の四季がはっきりとしている国。その中でも私は、気候が心地いい春と秋が一番好きです。

駅を抜けた後、より一層春の匂いがした。こんな夜道で見つめるものなんて何もない、視覚が不必要になりかけてるから嗅覚が冴え渡る。視界に入るのは、等間隔で並ぶ街灯に照らされ浮かんでは消える自分の影くらい。

きっと2月は春の通り道。移り変わりゆく季節を五感で感じることが出来た素晴らしい夜でした。


では今回はこの辺で終わりたいと思います。   最後まで読んで頂きありがとうございました!

読んで頂きありがとうございました! 私が一番幸せを感じる時間は 映画を見ながらコーヒーを飲むことなのでサポートして頂ければ美味しいコーヒーに使わせて頂こうと 思っています😄 投稿していくモチベーションアップにも繋がりますのでもし宜しければ お願い致します!