ペコリーノ
こんにちは。世界12ヶ国のワインを扱うインポーター【アルコトレード】です！
ただ今定期的に【ブドウ品種】をテーマにご紹介しています！
本日の品種は【ペコリーノ（Pecorino）】
主にイタリア東部の沿岸地域マルケ州とアブルッツォ州で主に栽培されている白ワインの固有品種です。
栽培が難しく、一時絶滅を危惧されたブドウ品種ですが、ラツィオ州、トスカーナ州、ウンブリア州でも栽培されて、現在は大変人気な白ワイン品種となっています。
香りは大変豊かでトロピカルな印象を感じるフルーティーさ。
豊富な日照量から生まれたよく熟したブドウ由来のアルコール度数の高いしっかりとしたボディ。
同時に食事に合わせやすい上品な酸とミネラル感があり、ドライで余韻にほのかに感じさせる心地よいほのかな苦みを持つタイプが人気です。
ペコリーノと聞いてチーズを思い浮かぶ人も多いと思います。
イタリアの羊の乳のチーズの総称ですね。
ペコリーノ・ロマーノやペコリーノ・トスカーノなどが有名です。
「pecora ペコーラ / ペコラ ＝ 雌羊」が語源で、ローマ建国の王のロムルスが飼っていた羊のミルクから造ったとも言われています。
塩気の強いややクセのある長期熟成チーズですが、
茹で青豆にかけたり、アマトリチャーナやカルボナーラをはじめとしたパスタに使ったり、
もちろんペコリーノの白ワインとの相性も良いです！
ワインの品種がなんでペコリーノ？？？と気になったので調べてみると
羊がたくさんいた地域だったからだとか～、羊が好んで食べていたとか～、かつては羊の餌だったとか～、羊飼いが使う笛をブドウの木で作っていたとか～、ブドウ畑に羊を放牧していたからだとか～、羊飼いがブドウも売っていたとか～、羊飼いが山の上での放牧後下山する夏の終わりに収穫できる早熟な品種だったとか～、ペコリーノ・ロマーノと同じローマ時代に生まれた歴史あるブドウだったとか～、などなどなど～
と、やたらいろんな逸話はあるみたいです（笑）
みんな羊にちなんでますね！
本日ご紹介するのは、イタリア中南部、ちょうどブーツの形のイタリア半島のふくらはぎとくるぶしの間くらいのアドリア海沿岸にある州「アブルッツォ州」のペコリーノのワイン2本
西側にはイタリアの背骨アペニン山脈、山々とアドリア海に囲まれた自然豊かな州です。
その地形から、魚介や肉や野菜をふんだんに使った海の幸と山の幸をいかした郷土料理に合う様々なタイプのワインがあります。
本日はスパークリングワインとスティルワインをご紹介いたします！
残暑の厳しい今、良く冷やして飲むと最高に美味しくておすすめです！
Citra
チートラ
1973年 設立
面積：6000ha
生産量：2700万本
アブルッツォ州ワイン生産量の30％を占めるイタリア中部最大規模のワイナリー。畑はキエーティ南北に広く分布、海岸から山岳地帯の変化に富んだ土地で、土壌は粘土質と石灰質です。ぶどう品質管理のため、衛星からも畑の観察や、気候データ解析をしています。栽培担当はその情報を畑でタブレットを使って確認し、適切な時期に必要な仕事ができるようになりました。大学との共同開発など、新しい挑戦にも積極的です。ISO9002取得。
Pecorino Spumante Brut ‛Rino’
ペコリーノ スプマンテ ブリュット ‛リノ’
アルコール 12.5％
味わい 辛口
ペコリーノ 100%
5℃の温度設定で24 時間 発酵：ステンレスタンク、60-65日間の瓶熟成。
等圧充填機を使用。
色調は輝きのある淡い麦わらのようなイエロー。気泡はいきいきとして細やかで、持続性も長い。エニシダやアカシアの花を思わせる印象と共に、セージやタイム、バルサミコのような香りが長く続く。トーストしたパンのような香ばしさを感じさせる奥深さもある。ミネラル感と酸味のストラクチャーが素晴らしく、溌剌としてコクを感じる。余韻も長く非常に心地よい味わいで、上質な造り。
マリアージュ アペリティフ、地中海風魚料理。シーフード、パルメザン チーズ、ソフトタイプやフレーバーチーズ、デザートのイチ ゴ
Niro Pecorino IGT
ニーロ ペコリーノ IGT
アルコール 13％
味わい やや辛口
ペコリーノ 100%
選果された最高の果実だけを使用し、最新の テクノロジーでは忘れ去られた伝統技法に従い醸造。 収穫後は軽く圧搾、5℃の低温マセレーション。発酵 は最高温度20℃の温度制御付きのタンクを使用。
トロピカルフルーツやパイナップル、セージ、花を思わせる爽やかな香り。素晴らしいストラクチャーのフルボディで複雑さがあり、長く続く余韻にミネラルを感じる。ローマ帝国に遡る地域の古代ワイン造りの伝統を代表する、アブルッツォ州生まれのニーロ。
マリアージュ アペリティフ、シーフード料理、白身肉料理、クリームチー ズ、寿司、プリモピアットやセコンドピアットの魚料理、アブ ルッツォ風魚スープなど魚料理全般と。
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今夜もアルコトレードのワインで「乾杯！！🍾」
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