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【底辺SE転職日記】転職つらぁ~・・・けど停滞よりマシ。

先月退職してしばらくぐうたら出来ると思っていたけど、自己分析やら職務経歴書の作成やら面接対策やらで、あんまりのんびりできなかった3月。そして4月に入り、面接を受け始めた。

15社へエントリーし、9社の1次面接を受け、5社から不合格通知が届いた。2時面接の知らせが来たのは今のところ1社のみ。・・・あれ、世間ってこんなに世知辛いの!?!?!

手持ちの4社の中でも、受かったら行きたいなぁと思うのは1社で、その1社に受かる可能性は極めて低いと思われる。5月入社に暗雲が立ち込めているという現状・・・。

1カ月前に意気揚々と退職届を出したときは、厳しいだろうなぁと思いつつも「まぁなんとかなるっしょ~」と楽観的にも考えていた。社会の"レール"を外れることに少しばかりの「やったった!」感があったのも事実。

やる気もあった。大学生の時の就職活動を本当にいい加減にやってしまったので、今回こそはちゃんと選んで納得して会社に行きたい。妥協せずに転職活動したい!と意気込んでいた。大学生の時の就活はIT企業はほぼ受けていなかったので、今回は有名なIT企業に片っ端から一通りエントリーした。どっかに引っ掛かれ・・!!という思いで。。

しかし・・・

面接開始1週間で、もう心が折れかかっている。

大学生の時の、あの時の感覚が蘇ってきている。「この、世の中に必要とされてない感覚、懐かしーー!」と無理にテンション上げてみようとするも、、、いやぁ、泣けてくる。。またどこでも良いから拾ってくれ!モードに突入しかかっている。危ない危ない。noteのネタにでもしないと消化できん!ということで書いている次第である。

「記念受験に!」と受けた某有名コンサルティングファームでは3人の面接官がいたにもかかわらず、1人目の面接官が他の面接官に質問がないかと聞くと即答で「ありません」と。その瞬間、終わった、と確信。1時間の面接予定が20分で終了。不合格通知を翌日受信。記念受験だったと強がりつつ、傷つくもんは傷つく。

面接での定型的な質問には回答を準備しているから少しは落ち着いて回答できる。けれど、現職と希望職種がSEなので仕事で成し遂げたことやテクニカルなことの方が重視されてるみたいで、それに非常に苦労している。これがキャリア採用の厳しさ・・・。

私は過去6年間、本当に本当にたいした仕事をやってきていなくて、誇れる実績が何もない。自己PRの強みも、見てもらってるコンサルタントの方に無理くり絞り出してもらったものなので、喋るときも自信の無さが滲み出ていると思う。

ぬるま湯につかっていたせいで知識も技術も本当に身に付いていなかった。ちょっとした開発経験を盛って話してみるも、明らかに面接官の表情が曇るし、突っ込まれると言葉に詰まる。前から気付いていたけど、いざこうして多くの人から品定めされると、現実を突きつけられて本当に惨めになる。「6年目にしては経験値が低い」といった旨のフィードバックも貰って、分かっていたことだったけれどますます落ち込んだ。私はこの6年間をなんて無駄にしてしまったんだろう。出来ることなら大学生のころの私に戻って就活をやり直したい。大学生のときならたいしたことをやり遂げていなくても、面接で話す際のコツさえ学んでおけば、ある程度の企業には入れたのではないか。。



「辞めた人間で、8割の人が転職失敗してるから。」

退職するときに会社のお偉いさんが言っていた。その人は新卒で入社した人で30年くらい勤め管理職まで上り詰めた人。脅し文句だったかもしれないけど、1個の会社のことしか知らない人が言うのは説得力に欠ける気がした。だって1社のことしか知らない人がどうして他社との優劣の判断ができるのだ?私は絶対に今よりも良い会社に行ってみせる!と強気に思った。

けれど最近は、連日の面接疲れと不合格通知から、私も失敗するのかな?なんて考えがよぎり始めた。

でも一方で、あの会社にとどまっていては未来がなかったということも絶対的な確信がある。

私は思う。経験値が詰めないような会社に居座るくらいだったら、転職活動をして、失敗したとしても、失敗という経験値が積めるだけマシではないか。

たぶん件のお偉いさんは、転職して"失敗"した人達を見て「ほらねぇ~」ってほくそ笑むのだろう。

私もその嘲笑の対象になるかもしれない。

でも、もし死ぬときに自叙伝を書くとしたら、40年間勤めあげました!と、28歳で転職に失敗しました!だったら、どっちが面白いんだろうか!後者だろう!?

本音を言えばもちろん失敗したくないし、喜びの報告で親を喜ばせたいし、前職の後輩にも得意げにアドバイスしたい。


「僕も何回か転職活動したことあるけど、奥さんの出産とかあったり、そのあとは年齢のこともあったりであきらめたんだ」

そんな風に言う先輩社員もいた。たしかに家庭を持ったりしたら独身よりももっと責任感が伴うだろうし、年齢を重ねるほど転職のハードルも高くなるだろう。転職したいって思っても、行動に移さないと本当に早く月日は過ぎ去る。なにもしなければ何にも変わらないし、先輩みたいにずっと心残りがある人生になるのだ。


だからとりあえず頑張るしかない。不合格通知を貰うのはメンタルにダメージだけど、学生の時のやり残しが少しずつ解消されている感覚は良い。学生の時はたまたま初めて受けたIT企業から内定をもらったせいで、その他のIT企業にまったく応募してなかった。今はいわゆる大手のIT企業に応募しまくって落ちまくることで、「どうせ行けなかったんだ」と納得がいっている。大手企業に行けば良いと思ってるわけではないけど、悔いの残る新卒時の就活をやり直している感覚は良い。


さぁて、私の転職先はどこになるのか!?

転職は想像以上に厳しい。だけど、私の自叙伝の未来の読者になったつもりで、良いことも悪いこともプラスに捉えていきたいと思っている。

ダメだったらダメだったで、noteのネタになるだけだ。


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