![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186539/rectangle_large_type_2_b0f7e8343faecbb66433b29a9d24695a.jpeg?width=800)
【レシピ】レモンジャムを作りましょう!
国産レモンの旬は、実は、冬。
グリーンレモンは、9~10月頃から、
黄色いレモンは、11月頃~春先まで、出回ります。
11月末に頂いた瀬戸内の無農薬レモンで、ジャムを作ってみました。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186591/picture_pc_47534bead3b4812853c5e6757d741c48.jpg?width=800)
もちろん、皮も使っています。
皮の処理に、少し手間と時間が掛かりますが、工程そのものは、とてもシンプル。
是非、無農薬レモンが手に入った時、ジャム好きの方には、作って頂きたい一品です。
それでは、作っていきましょう!
******************
☆関連・おすすめレシピ
******************
レモンジャム
( Marmellata di limone )
【難易度】★★☆☆☆
【作業時間】
レモンの皮の下処理 約 30 分 ~ (レモンの数で変わってきます)
ジャムを作る 約 40 分
******************
【工程】 ① レモンの下処理をする
② レモンの皮を下茹でして、アクを抜く
③ レモンのジャムを仕上げる
******************
【工程①レモンの下処理】
【材料】 レモンジャム出来上がり量: 約500g
レモン 5~6個分(約700g)
※ 作りやすい分量をご用意ください
☆レモンの皮を剥くナイフについて
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186616/picture_pc_6ee32b4dfb73dec8b4af954ee761adca.jpg?width=800)
今回は、包丁②を使用。
レモン、オレンジ、グレープフルーツなど、
フルーツの皮を剥く時は、手元での作業なので、
包丁の柄から刃がスーッと伸びている包丁① or ②で作業するのがベター。
包丁③ or ④の様に、包丁の刃から柄まで高さのあるもの、
90℃の角度があるものは、手元作業には適しません。
角の部分が、手に当たって、怪我をする場合があります。
③ or ④ は、まな板を使って切る作業、みじん切り作業に適しています。
➀ 皮の上下を切り取る。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186684/picture_pc_22b3072cb3e2cbb9ccc7b121787e2a57.jpg?width=800)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186701/picture_pc_94c8198a9ee3207b578a47e9d96f248f.jpg?width=800)
② レモンを縦に置いて、皮を切り落とす。
切り落とせなかった白い部分(中ワタ)も、きれいに切り取る。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186720/picture_pc_77660fc1c3911c1418538ab2e0edff95.jpg?width=800)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186779/picture_pc_daf34e374989b143215962e10b98f756.jpg?width=800)
③ 皮に付いている白い部分(中ワタ)は、削り取るように、
さらに取り除く。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186803/picture_pc_a789ae99ff6a22ffd9179c47798954e0.jpg?width=800)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186814/picture_pc_ea98cce7d268276a51bcadb26115020d.jpg?width=800)
この作業は、なかなか大変。
でも、白い部分(中ワタ)が残っていると、ジャムの苦みが増します。
丁寧に取り除くことを、お勧めします。
④ レモンの実を取り出す。
ひとつ目の実は、房の両脇の薄皮ギリギリに、それぞれ包丁を入れて、
取り出す。
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186837/picture_pc_b40bb56fa5a6165afaae099a2c98cef6.jpg?width=800)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186850/picture_pc_64f7732aa83c2867fd0943cd255ca648.jpg?width=800)
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186875/picture_pc_08cb66413ae214cdaab78f19e3f51b12.jpg?width=800)
☆ ここから、包丁を上手に使って、実を取り出す方法です。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186899/picture_pc_892710463c93198ab344b9554cb6d2f9.jpg?width=800)
右利きの方は、ひとつ目を取り出した部分から、右回りに。
左利きの方は、左回りに、実を取り出しながら、進んでいく。
ひとつ目の実の、隣の薄皮ギリギリに沿って、レモン中央まで、
包丁を進める。
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186944/picture_pc_b2836c494b56cd44012aa4b7b9e3d123.jpg?width=800)
中央の所で、包丁の刃を、くるりとひっくり返して、
レモンの実と、向こう側の薄皮の間に、刃を入れる。
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186970/picture_pc_04d8d53a72e721537a281a151d802d1d.jpg?width=800)
![画像15](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186985/picture_pc_b324ab175652516b4509b6b3fc014d81.jpg?width=800)
包丁を、ゆっくり押し進めながら、刃を軸にして、くるり向きを変え、
レモンの実が、くるりとひっくり返り、薄皮から剥がす。
形が崩れることなく、綺麗に取ることが出来る。
※ 中心部に、種があると、包丁の刃が入りづらい事もあります。
レモンの薄皮に沿って、包丁を「 V 字 」に進めるイメージです。
これを繰り返して、レモンの実を、全て取り出す。
皮に残っている、果汁を絞り出す。
![画像16](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17186999/picture_pc_8555238cc4432de9e87124f6e51ea0bd.jpg?width=800)
➄ 種を取り除いたら、レモンの下処理が出来上がり。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187010/picture_pc_7eda1edae5f3d42cec5892a96a25884b.jpg?width=800)
( 左から、レモンの皮、白い部分&種、レモンの実 )
今回、ジャムには、皮と実のみを使用。
皮は、細い千切りにしておきます。
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187017/picture_pc_afc88d59aa408245dc1c6930f851db80.jpg?width=800)
白い部分(中ワタ)は、今回、使いませんが、糠床などに活用できます。
夏場など、どんなに手入れをしていても、
ちょっと嫌な香りが立ってくる時がありますよね。
そんな時の糠床に、レモンの皮は、特効薬!
果汁を絞って入れても良いですが、レモン香、酸味が強くなり過ぎるので、
皮の部分(特に、この白い部分)を加えて、ざっと混ぜ合わせておくと、
一晩で、嫌な香りが飛び、状態が落ち着き、復活します。
糠床をお持ちの方は、是非、使ってみて下さいね。
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187036/picture_pc_e9bc5814b55ab7caf48f650460de00bf.jpg?width=800)
※ レモンジャム出来上がり量・約500g です
【材料:レモンジャム】
【出来上がり量:約500g】
レモンの実 300g (レモン・5~6個分)
レモンの皮 80g
グラニュー糖 300~380g ( 今回は、350g )
※ グラニュー糖は、レモン重量の 80~100%
甘さは、お好みで調整ください。
【工程②レモンの皮を下茹でして、アクを抜く】
① 鍋に、たっぷりの水と、レモンの皮を入れて火にかける。
沸騰してきたら、そのまま、3分茹でる。
ザルに上げて、湯を切り、流水で洗う。
![画像20](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187053/picture_pc_05c3d2f506e4040666beb61b6c48f793.jpg?width=800)
![画像21](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187070/picture_pc_5401e69a2f255344194d0d6fbcaa92c3.jpg?width=800)
![画像22](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187112/picture_pc_45c50bcfc3e61f426a08966017798dda.jpg?width=800)
![画像23](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187133/picture_pc_fcc0b534012801a8e50a7d5e457f2c42.jpg?width=800)
② 水洗い後、再度、鍋に、たっぷりの水とレモンの皮を入れて、
この作業を、3回繰り返す。
3回繰り返すことで、レモンのアク、強い苦みを取ることが出来ます。
【工程③レモンのジャムを仕上げる】
➀ 鍋に、下茹でしたレモンの皮と、新しい水を入れて火にかける。
沸騰したら、中火にして、10分程。
皮が、柔らかくなるまで茹でる。
![画像24](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187144/picture_pc_d159833f380024ff3388ca7c04163919.jpg?width=800)
![画像25](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187168/picture_pc_dbbe06d1657f8ab8079fd4a85bfd9749.jpg?width=800)
皮が、柔らかくなるまで茹でる
② レモンの皮を、ザルに上げて、水気を切っておく。
③ 別鍋に、レモンの実、グラニュー糖を入れて、ざっと混ぜて
そのまま、5分置く。
![画像26](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187196/picture_pc_977cf2ed61a4a3c40248492dd192d1ad.jpg?width=800)
そのまま、5分置く
④ 火にかけ、沸騰させる。
レモンの皮も加えて、弱火で、5分煮る。
ブクブクと、大きな泡が出てきたら、出来上がり。
火を止めて、冷ます。
![画像27](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187211/picture_pc_7cdbebdbdf96467a182a0a1132d036c9.jpg?width=800)
![画像28](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187234/picture_pc_4f506f1d9d16ef5e583fc581a68704ac.jpg?width=800)
![画像29](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187254/picture_pc_f46c9fb716b26610fd3a853080f8daef.jpg?width=800)
ブクブクと、大きな泡が出てきたら、火を止める
![画像30](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187268/picture_pc_a201b3a736ac3679e3b3757594b87d9a.jpg?width=800)
レモンジャム、出来上がり
出来上がった時は、さらっとしていますが、冷めてくると、
とろみが、出てきます。
******************
【保存する場合】
![画像31](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17187302/picture_pc_b27865dbdb591bb9f5829728f5b907d9.jpg?width=800)
器などに移して、ラップをし、冷蔵庫に入れたら、1~2週間程、保存可。
糖度の高さや、煮込み具合によって変わってきます。
煮沸消毒した瓶に入れ、真空状態にすると、半年ぐらいは大丈夫。(写真)
瓶のまま、冷凍保存も可。
食べる時は、冷蔵庫に入れて、解凍しましょう。
蓋を開けたら、冷蔵庫で保存しながら、1~2週間で食べきりましょう。
******************
![画像34](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/17198746/picture_pc_7e797fb39156cd6d5e72320bfd4fad03.jpg?width=800)
朝から、季節の手作りジャムがあると、嬉しくなりますね。
ケーキに添えても良いですね。
![画像33](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18066278/picture_pc_449303cd4f8ce746392a68a803bee828.jpg?width=800)
(Torta Caprese & Marmellata di limone fatta a mano)
今回の作ったレモンジャムは、
2020年1月のカンパーニャ州(ナポリ)のチョコレートケーキ「トルタ・カプレーゼ」に添えて、食べて頂きました。
是非、作ってみて下さいね。
******************
【 料理用語のイタリア語 】
メニュー(Menu`)&レシピ(ricetta)を、読めるようになりましょう!
limone (レモン) marmellata (ジャム)
buccuia (果物などの皮)
semi (種) succo (果汁)
zucchero (グラニュー糖)
preparare (準備する) tagliare (切る)
bollire (茹でる) lavare (洗う)
mettere (加える、入れる) girare (かき混ぜる)
coltello (ナイフ)
ここから先は
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8999404/profile_0775c4221b11b45db0d3b3e11e24bd56.jpg?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
オフィスアルベロ レシピ集
※ 新フォーマットに合わせて、初期の頃の記事を、順次調整中。見えやすく読みやすくしていきます。 料理脳を鍛えよう! レシピは、料理の謎解…
お読み頂き、ありがとうございます。 サポート頂ければ、心強いです。