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イタリア旅行記(中部)

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トスカーナ州、ウンブリア州、マルケ州、ラッツォ州。 現地を歩いて、見て、食べて。 一緒に、旅するように読んで頂けると嬉しいです!
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#フィレンツェ

復活祭(Pasqua)のお話 ①☆ 春を告げるお祭りです (今年は、4月17日)

復活祭(イースター)。 イタリアでは、パスクア(Pasqua)と呼ばれます。 キリスト教の重要な祭事のひとつで、春を告げる祭とも言われています。 教会の特別礼拝や、催し、恒例行事等がある街もあります。 そして、パスクア料理(仔羊、卵料理、鳩を模ったパン・コロンバ等)を 用意し、家族や友人が集まり、食事をする慣習もあります。 移動祝日なので、毎年、日付が変わります。 今年、2022年は、4月17日になります。 トスカーナ州の州都・フィレンツェ(Firenze)では、

夜のフィレンツェで、旅を振り返る

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.70 最終回> 旅の最終地・フィレンツェ(Firenze)。 美味しい最後の晩餐を堪能し、夜のフィレンツェを歩いて帰ります。 アドリア海側からスタートして、西へと横断した「中部イタリアの旅」。 今回も、沢山の町を訪れたなっと振り返りながら、色々思い出していました。 ****************** 旅の始まりは、マルケ州(Marche)海辺の町・ファルコラーナ・マリッティア(Falconara Mar

【レストラン情報】フィレンツェで最後の晩餐

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.69> フィレンツェ(Firenze)で、この旅、最後の夕食を頂きます。 訪れたのは、有名ホテルと併設されている、あるレストラン。 実は、ここの女性シェフに、この時から約10年前の1999年、お料理を教えて頂く機会があり、彼女のお料理にすごく感動したのを覚えていて…。 奮発をして、食べに行くことにしたのです。 お店に入ると、白を基調としたスタイリッシュな内装で、天井も高く、心地の良い空間。 席に案内された

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フィレンツェ名物・モツ煮込み☆ランブレドット

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.68> フィレンツェ(Firenze)に来たら、是非、食べたいものがあります。 それは、名物パニーノ・ランブレドット(Panino con Lampredotto)。 「ランプレドット」とは、牛の第4胃袋のこと。 この部位を、香味野菜とトマト、赤ワイン、ハーブなどと一緒に作るモツ煮込みは、フィレンツェ伝統料理のひとつです。 ちなみに「トリッパ(Trippa)」は、牛の第2胃袋(ハチノス)のことで、こちらも

花の都・フィレンツェの大聖堂

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.67> 大好きな、フィレンツェ(Firenze)。 訪れたら、やっぱり、いつも最初に足を運ぶのは、こちらです。 ドォーモ(Duomo) 「サンタ・マリア・デル・フィオーレ(Santa Maria del Fiore)」、 「花の聖母大聖堂」とも、呼ばれています。 フィレンツェで最も重要で、そして、美しいゴシック建築物です。 13世紀に着工されて、今の姿に完成したのは、15世紀になってから。 何度訪れて

【ホテル情報】フィレンツェの4つ星ホテル

<イタリア旅行記(2010年マルケ&ウンブリア&トスカーナ)no.66> 最後の滞在地・大好きなフィレンツェ(Firenze)へ、バスで向かいます。 キャンティから、フィレンツェに向うバスの車窓からは、 ぶどう畑、トスカーナらしい丘陵の景色を見ることが出来ました。 やっぱり、トスカーナ好きだな…と、感じながら、バスに揺られる事1時間程。 フィレンツェに、到着です! 早速、ホテルに向かいます。 フィレンツェでの滞在は、料理修行時代からの常宿で、以前は、3つ星だったのですが

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パオロのパン屋さん

<イタリア旅行記(2006年秋・中部イタリア)no.33> お世話になったアグリトゥーリズモ(Agriturismo)を発つ朝。 早起きをして、オーナーさんが、近くのパン屋に行くのに同行させて頂きました。 パオロのパン屋さん(Il fornaio da Paolo) 朝7時、パン屋さんの作業は、もう後半に突入。 お店の中を覗かしてもらうと、美味しそうに焼きあがっていたのは、 「トスカーナパン(Pane toscano)」と呼ばれる名物「塩なしパン」でした。 トスカーナ

フィレンツェ・マンマの家庭料理

<イタリア旅行記(2006年秋・中部イタリア)no.32> オリーブオイル農園から、宿に戻ったら、夕方から料理レッスン。 宿泊しているアグリトゥーリズモ(Agriturismo)のマンマに、 家庭料理を教えてもらいました! マンマのキッチンの窓際 (Finestra della cucina della mamma) イタリアらしいというのでしょうか…。 なんか、これだけでも、お洒落です。 フィレンツェ風クレープ(Crespelle alla fiorentina)

オリーブ農園見学&昼食

<イタリア旅行記(2006年秋・中部イタリア)no.31> 宿から車で、10分程のオリーブ農園に伺いました。 お天気もよく、農園日和。(…っと言うでしょうか?) 見てください! このオリーブの木、そして木。 オリーブ畑(Campo d’ oliva) 秋の収穫時期間近だったので、プリップリッのオリーブの実がついていて、なんとも美味しそうです。 オリーブの実(Frutto d’ oliva) 食べてごらん ♪ と、言われて、黒いオリーブの実を、ひとかじり…。 う~、

アグリトゥーリズモでの朝食

<イタリア旅行記(2006年秋・中部イタリア)no.30> 朝食は、オーナー自家製ジャム、自家製ハーブも出てきました。 朝食の様子(La scena della colazione) スクランブルエッグには、庭で採ってきたばかりのマジョラムを散らしてます。 卵+マジョラム、相性が良いんですよね ♪ シンプルながら、美味しい朝食がとれて、ほっこり。 さあ、この日は、オリーブオイル農園を訪問します!

【宿泊情報】フィレンツェ郊外のアグリトゥーリズモ

<イタリア旅行記(2006年秋・中部イタリア)no.29> この日から、フィレンツェ郊外のフィエゾーレ(Fiezole)にあるアグリトゥーリズモに2泊しました。 車で1時間弱、フィレンツェから16㎞程。 なだらかな山を越えて到着した宿は、とても静かで暖かい風合いを感じる外観。 思わず、「お~!」っと歓声が。 季節も良く、緑と紅葉に囲まれて、なんとも言えない優しい雰囲気です。 アグリトゥーリズモ(Agriturismo) 看板娘(Gatto simbolo) お庭で

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【レストラン情報】フィレンツェで、ピッツァを堪能!

<イタリア旅行記(2006年秋・中部イタリア)no.28> フィレンツェ(Firenze)で、一泊した翌日。 この日は、フィレンツェ郊外・フィエゾーレ(Fiesole)にあるアグリトゥーリズモ(Agriturismo)に行くので、その前に、ちょっと軽くランチをと、美味しいピッツェリアを、探すことにしました。 美味しいお店は、やっぱり地元の人に聞くのが一番。 本を買った時の店員さんに教えてもらったのが、こちらです。 ピッツァ2種類(Due pizze) テラス席に座り、

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【レストラン情報】本場☆ビステッカ・フィオレンティーナ

<イタリア旅行記(2006年秋・中部イタリア)no.21> フィレンツェでの夕食は、何度も、訪れたことがある老舗店に伺いました。 フィレンツェ名物・ビステッカ・フィオレンティーナ(Bistacca alla fiorentina)をはじめ、美味しいトスカーナ伝統料理を食べることができるレストランです。 別名「キャンティ風ツナ(Tonno del Chianthi)」。 ツナは、まぐろから作ることが多いですが、海に面していないトスカーナ州の内陸部に位置するキャンティ地方では

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フィレンツェ・ドゥオーモ内の様子

<イタリア旅行記(2006年中部イタリア)no.20> ドゥオーモ(Duomo)の丸屋根へは、正面・左横にある入口から、 階段を登っていきます。 一段一段の高さがあり、なかなかの運動。 「いや~、やっぱり結構あるな~」っと、思いながら進んでいると、 ぱっと眼の前に、明るく眩しい空間が広がりました。 クーポラ(丸屋根)の付け根の部分 見上げると、360度の半円形に描かれた「最後の審判(Arbitro finale)」。 かの有名な、ジョルジョ・ヴァザーリ(Giorgio