「表現の不自由展」の不都合さ(芸術展示なのかどうかについて)

恫喝で中止に追い込むのはどうかと思います。
でも、なぜあんな騒ぎになったんでしょう。
1つ興味深い調査。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.pref.aichi.jp/uploaded/life/256626_865255_misc.pdf

全作品23作品のうち、天皇制や戦前の日本に関するものが3割、日韓関係に関するものが約2割を占めるなど、作品の内容は政治性を帯びている

表現の不自由展の5割、つまり半分以上は政治性のある表現物だったというのです。

表現の自由で争いになるのは一番は、エロやホモやレズといった性的指向のものが大半というのは一般的に認識ではないでしょうか。それ以外には、例えば宗教批判とか誰かの思想信条を批判するものがあります。
でも、表現の不自由展の展示の半分が政治メッセージがあるというのは異常な偏りに思えます。

このような偏りのある展示を芸術として表現の自由だと展示したから、政治的なアクションが起きたのではないでしょうか?

しかも

6月20日 ・会長(知事)が芸術監督と面談し「少女像は何とかならないのか、やめてくれないか」、「少女像は、実物ではなくパネルにならないのか」「写真撮影は禁止にできないか」と懸念を伝える。
7月8日 ・会長(知事)が事務局から、津田監督と不自由展実行委員会側との協議の結果の報告を受ける。
【内容】
・少女像の展示をするという強い意向であること、展示と写真撮影はセットであること。
7月11日 ・会長(知事)が事務局に対し、少女像の展示の中止及び写真・SNS写真投稿禁止を再度協議するよう指示する。
7月12日 ・会長(知事)が事務局から、津田監督と不自由展実行委員会側との協議の結果の報告を受ける。
【内容】
・不自由展実行委員会の決意は固く、少女像と写真撮影はセットで、不可なら不自由展全体を取りやめること

展示方法を変更するように知事から何度も要望があったにも関わらず、それを強行したようなのです。展示をしたいのはわかりますけど、なぜ写真撮影がセットでなければいけないのでしょうか。
なぜここまで強硬な展示をしなければならず、しかも、少女像が展示できないなら不自由展全体を止めると言い出す程なのでしょう?


謎は不自由展の実行委員会にありそうです。
不自由展の実行委員会のメンバーとは誰なのかを見るとここに書いてあります。

https://censorship.social/statement/

その中のメンバーの1名。
岡本有佳さんの名前を検索してみますとアマゾンで著作が複数発見できます。

https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC-%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E6%9C%89%E4%BD%B3/s?rh=n%3A465392%2Cp_27%3A%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E6%9C%89%E4%BD%B3

どうやら彼女は慰安婦像を専門に行っているジャーナリストのようにみえます。これを慰安婦像を展示するのは不自由展の主要な展示物というより、彼女が実行委員としている限りにおいて、慰安婦像を展示することそのものが不自由展であったのではないでしょうか。そして、それは政治性を強くもったメッセージを発信しています。

なぜ、このような騒動を起こすような展示を強行に行わなければならないのでしょうか。韓国と日本の諍いはとてもエスカレートしているこの時期にどうしてさらに誰かの憎しみや怒り、悲しみを呼び起こして巻き起こすような展示が必要なのでしょうか。

そして何より果たして、これは芸術展だったんでしょうか。

芸術展だったかどうかを議論せずに、恫喝が起きたことだけを責め立てても問題が解決するのでしょうか。




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