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【中学受験と時事問題、娘とアイスクリーム企業】

毎年恒例の義理の弟がフランスから送ってくる手作りチョコレートを食べながら、アイスクリームについて娘にプレゼンしました。

私は子どもの頃、セブンイレブンで買ってもらえるハーゲンダッツがアイスクリームが好きで、田舎に住んでいた私たち兄弟は31で食べるアイスはご馳走でした。

で、トーマスとジョージの話題

まあ、かくゆうジョージ・ワシントンやトーマス・ジェファーソンらの偉人も大好きで、アイスクリームを冷やすための倉庫も所有していたほど。

1700年、ウィリアムロックとゆう人の記録に、州知事の晩餐会で出されたアイスクリームが美味しかったと記載されいます。

娘はアメリカが当初イギリスの植民地だったことを知らなかったので、ジョージ・ワシントンとトーマス・ジェファーソンの話へ。

アメリカが独立宣言をしたのが、1776年7月4日。イギリス軍が完全に撤退したのが、1783年です。

ジョージ・ワシントンは、アメリカ初代大統領で、独立戦争の総司令でした。1ドル札の人物ですが、日本から出たときには紙幣を使うことはないので、刷られた人物は気にならないようです。

昨日はいつも癖で現金を持たずに外出してしまったために食事が出来ず、娘ブチぎれ。

トーマス・ジェファーソンは第3代アメリカ大統領で、独立宣言の起草に携わりました。彼はヴァージニアの大農園を所有し、奴隷制度に反対しながらも奴隷を所有するとゆう無茶な人でした。

からの、捕鯨の話

からの、以前は奴隷が許されていた時代があるけど、クジラ食が許されないのは時代の流れでしょうがないし、そもそもクジラを食べる必要がないと思うことを話ました。

娘「日本の伝統でしょ。私は良いと思う」

捕鯨の話をするため、ふるさと納税で取り寄せたクジラ肉を娘はとても気に入ったので捕鯨賛成派です。

エロディ「日本人はクジラを食べるし、韓国人はイヌを食べる。一緒でしょ?」

フランスの田舎を親戚一同で散歩しながら、食文化について話したことを思い出しました。娘には親戚だけでなく、もっと色々な国の人間と話て欲しいと思います。

そして、移民の話

話は再びアイスクリームへ。

アイスクリームは、イタリア移民とともに世界中に広がり、アメリカで産業化されたことに戻ります。

でも、どうやらアイスクリームの原型を作ったのは中国人のようだとの話へ。

世界中で、雪や氷に味付けされたシャーベットっぽいものが食べられていましたが、最初にアイスクリームっぽいものを作ったのは、唐王朝(618-907)です。

日本は当時から中国に多く学んでおり、現在も積極的に中国から学ぶ必要があることを話ました。技術の違いはYoutubeを見せるのが一番です。

当時のアイスクリームは、牛やヤギのミルクを発酵させ、小麦、樟脳(クスノキの主成分、これでフワフワになるらしい)を加えて加熱、その後金属の筒に入れて氷の池に入れて冷やしていたそうです。

娘「中国なら乗用ドローン出来るでしょ?そっちがやりたい」

からの、顔認証システムや町中にカメラがある話、妹が住んでいた深圳へ遊びに行った時の話題になりました。

さらに、アイスクリーム的地政学の話へ。

アメリカに渡るまでに、アイスクリームはイタリア→フランス→イギリスと移り、アメリカで大量生産にシフトします。

・17世紀中頃:イギリスの植民地だったニューヨーク、フィラデルフィア、ボストンなどにイギリス人がアイス持ち込む。

・1852年:一人の主婦がアイスクリーム製造機を発明。

・1862年:牛乳商ヤコブフッセルが牛乳廃棄問題を解決するためにアイスクリームの大量生産の工場開始。

・1900年代:イギリスで炭酸水が発明され、ソーダファウンテンがアメリカで大流行。ソーダ+アイスクリーム+これを作るパフォーマンスが全米に一気に広がる。

パフォーマンスからの、WagyuMafiaの話へ。

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・1904年:セントルイス万国博覧会で、アイスを持ち歩けるようにコーンに乗せたアイスが開発される。

1920年代:アイス自動包み機の開発で、アイスバーが量産化。

1930年代:映画にアイスクリームを食べるシーンが出てくる。

まだ、大規模チェーンは出てこない。

次は、植民地つながりでフィリピンと台湾からNVIDIAへ。

ここで、植民地つながりで、台湾のフォックスコンとTSMCの話になりました。

半導体は、3年前NVIDIAの株が欲しくて、そこそこに調べた以外に大して知りはしませんが、今の娘にはバレません(^^ゞ

そして、

・1953年:バートン・バスキンとアービン・ロビンスによって、バスキン・ロビンス(31アイスクリーム)が創設。毎月違うフレーバーと「ココア・ア・ゴーゴー」など斬新な名前で大流行。ダンキングループが買収。

・1953年(同年):ルーベン・マッタス夫妻が、異国っぽい名前をデザインした高級路線のハーゲンダッツがブレイクします。ネスレが買収。

・1978年:ベン・コーエン、ジェリー・グリーンフィールドが、さらなる高級品を目指しベン&ジェリーを創設。クッキーのかけらやチョコレートの塊を入れるミックスインスタイルを提唱。ユニリーバが買収。

最期に、アイスクリームの地政学

ここでのポイントは、日常品を扱う大企業が世界的アイスクリームチェーンを買収し、世界中に広げていることです。

この世界戦略で、各地のニーズを取り入れたアイスクリームの発展を促します。スパイス入りのアイスクリームが出来たり、オリーブやスイートコーン、ショウガなど様々なフレーバーが国ごとに発展していきます。残念ながらハーゲンダッツとベン&ジェリーの店舗は日本から撤退していますが。

妻「試験に出ないから、やめろ!」

娘「ハーゲンダッツ食べたい。小豆のヤツ」

私「ベン&ジェリーは香港で食べたじゃん!」

会話がかみ合わなくなったので、終わりにしました。

巨大企業がアイスクリームメーカーを傘下に収め、各国でしのぎを削っていることを知ってくれればと思いました。

育児書に子どものやりたいようにさせろと書いてありましたが、論理的思考ドリルを、娘が納得がいくまで付き合わされ眠いです。 ㅤ

娘「明日からダイエット本気出すから寝るわ」

まあ、これが受験に出るかは知りませんが。

参考文献​

アイスクリームの歴史物語

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