![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/121930907/rectangle_large_type_2_85babaabfe9d2526df979d89aed1dc9f.jpeg?width=800)
”写りすぎないことへの格闘” 写真展BLOC KFOTO~アレ、ブレ、ボケ、ブロック~
11月28日~12月3日 目黒JamPhotoGallery 12ー19時 土日17時まで。
12月3日㈯ 写真家大和田良氏とギャラリートーク 17時-18時半
![](https://assets.st-note.com/img/1700191790042-jFIQQniv57.jpg?width=800)
BLOCK FOTO ~アレ、ブレ、ボケ、ブロック~
Block Fotoの実験は、写真は何かということです。
写真と絵画の変換点はどこにあるか?銀塩写真を模倣して誕生したデジタル写真は、その進化の過程で、記号が写真になる変換点があったはずです。
かつて若かりし頃、著名な画家と旅をしたことがあります。彼は夜食事の時に、その日の見たことを、細部にわたって話しました。画家はなんと細かい観察をしているのだろうかと驚きました?
写真家を擁護すると、細部を見る必要がないからです。なぜなら細部はカメラが記録します。それより写真家はその被写体のアウラを見ている。
BLOCK FOTOは、できそこないの写真ではありません。ブロックのグラデーションの美しさ。かつてTRI-Xの荒れた粒子の美しさと同じようなものと考えています。
そしてそこには、記号が写真になった瞬間のアウラが存在します。
絵とは違い、現実とつながっている、写真のアレ、ブレ、ボケと共通のアウラなのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1700192524288-P86DSB9NNZ.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1700192529341-0lOwZgs0L2.jpg?width=800)
確かに、オリジナル写真のリアリティは圧倒的だ。ただ、壁に飾って毎日見ていると、このリアリティが少し飽きてくる。上のBlockFotoは、壁にだんだんなじんでくる。絵の写真が絵画的なのは明白だ。絵画にしても、克明に、リアルに描かれたものは、その出来栄えに驚嘆するが、すぐに飽きてします。それより、印象派の絵のような、克明でないものに惹かれるし、だんだんと自分になじんでくる。
絵画とこのBlocKFotoの違いは、あくまで写真とつながっている。そして現実ともつながっているという不思議さだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1700194336960-2Q2h5IlFSR.jpg?width=800)
もしよろしければ 応援サポートお願いします。