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創作大賞2024に応募する小説が原案からかなりかけ離れてしまった話

私は今回、創作大賞2024に応募するにあたり、およそ10年ぶりに小説を書いています。

小学生の頃からずっと小説家になるのが夢でした。
なのに、結婚して子供を産んで育児の慌ただしさに翻弄されているうちに、突然書くことにも読むことにも興味がなくなってしまったのです。

きっと生き甲斐が小説から子供に移ってしまったのでしょう。同時に、あれほど好きだった謎解きミステリーも読めなくなってしまいました。

フィクションとわかっていても、人が傷ついたり亡くなってしまったりというのを文字を通して頭に入れてしまうのが嫌になったというか…
コレクションしていた好きな作家さんのハードカバーもだいぶ手放しました。


読む本と言ったら絵本とか児童書とか自己啓発本とかハウツー本とか……そんな感じ。

その延長で、一年前からインスタで漫画のような絵本のようなどっちつかずの作品を投稿するようになりました。これは娘たちが楽しみにしていてくれたり、フォロワーさんがみんなあまりにも優しいので、それを活力にここまで継続できています。

もちろん、私自身が描くことで心を整理したり気づきを得たりという喜びがあるからでもあるのですが。

だから、夫が創作大賞のスクリーンショットを送ってきたときも、私には「コミックエッセイかぁ……。できるかな。絶対狭き門よね……」と、小説部門のことなどまったく頭になかったのです。

絵が描けない問題

以前のnoteでも書いていますが、コミックエッセイが難しいと断念した私は、文章に絵を添えてオールカテゴリー部門で挑戦してみようと思い立ちます。

この時点でも小説部門に対する関心はナッシング。
けれど、ここで不測の事態が。

苦手苦手と言いながらインスタで長いこと漫画を投稿していたくせに、いざオールカテゴリー部門用にイラストを描き始めたら、冗談でしょう?!というくらい描けない!乗らない!浮かない!もう沈む一方!

こんな気分で作品を応募してもなんにも楽しくないし、読んでくれる人の時間を奪うだけで有益なことなどないな…と落ち込みました。

しかし、すべての道が閉ざされたかに思えたそのとき。
「私、そういえば小説を書いていた時期があったよね」
と、ひらめきのような感情が芽生えたのです。

オリジナル小説は10年近く書いていませんでしたが、いざ覚悟を決めて書き出すと、案外覚えているものです。もちろんスラスラ溢れ出ずる泉のようにとはいきませんが、言い回しを考えたり構成を考えたりしているうちに、次から次へとアイディアが浮かんでくる感じがあります。


10年のブランクが、むしろ良いほうに働いているのかもしれません。文章の善し悪しはともかくとして、小説を書くことが楽しいと感じれるって幸せなことですね(しみじみ)。

原案から離れミステリーと化す

原案は元々は児童文学に近い感じでした。たとえば『チロヌップのきつね』とか『ごんぎつね』系。

主人公は人間ではなく動物です。

犬のベルくんと猫のニナちゃんが、人間の身勝手に振り回されてたくさん傷つきつらい思いをしながらも、深い絆の力で幸せをつかみ取る的な。

これをファンタジー小説部門に応募するにあたり、大きく変更することにしました。まずは主人公を高校生にし、ファンタジー色を強くするために超能力者設定に。しかも、超能力の持ち主は一人ではなく三人。ここに物語に張りをもたせるべく、やや弾け気味のサブキャラを設置し…。

もう、原案の感傷的な雰囲気などどこにもありません。
なんなら、子どもを生んでから遠ざかっていたたミステリー小説の様相を呈しています。

でも、鍵をにぎるのは犬のベルくんと猫のニナちゃん。ここだけは変えたくありませんでした。

とまあ、こんな感じで、ごんぎつね路線だった物語がどういうわけか高校生たちの青春ファンタジー&ミステリーになっています。


まだまだ完成には程遠いのですが、近々投稿を始めようかなと思っています。

よかったら読みに来てください!


こちらは私のkindle書籍
文章と挿し絵頑張ってます(^^)
↓↓


【追記】ファンタジー小説部門に投稿しました。


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