パリからルーアン⑦モーパッサンの『脂肪の塊』とフローベールの『ボヴァリー夫人』【ルーアン】
日帰りで行けるパリ郊外の観光スポットをご紹介します。
いつか誰かの役に立てたら嬉しいです。
中世が残る歴史ある街ルーアンへは、ノルマンディー上陸作戦75周年式典が近い2019年6月に訪れました。
ノルマンディー上陸作戦の日は、私の誕生日でもあります。
ルーアン滞在スポット
●パリからルーアンへ①ジャンヌダルクの塔
●パリからルーアンへ②ジャンヌ・ダルク教会、ヴュー・マルシェ広場
●パリからルーアンへ③ルネサンス様式の大時計
●パリからルーアンへ④ルーアン大聖堂
●パリからルーアンへ⑤サン・マクルー聖堂とサンマクール回廊
●パリからルーアンへ⑥ガレットとシードル
●パリからルーアンへ⑦モーパッサンの『脂肪の塊』とフローベールの『ボヴァリー夫人』
●パリからルーアンへ⑧ルーアン美術館
モーパッサンのBoule de suif(脂肪の塊)
Une vie(女の一生)、Bel-ami(ベラミ)、Boule de suif(脂肪の塊)など作者、Henri René Albert Guy de Maupassant(ギ・ド・モーパッサン)は、ノルマンディー地方出身の19世紀の文豪です。
中でもBoule de suif(脂肪の塊)は、普仏戦争でプロイセン軍に占領されたルーアンからル・アーヴルへ逃れる乗合馬車が舞台です。
学生の頃、Boule de suif(脂肪の塊)読みました。
きっかけは邦題「脂肪の塊」の直接的な表現に物語が予測できない不思議さから入りました。
この短い小説の中で人間のエゴと偽善と保身、真の優しさとは何か?が、見事に描かれています。
フローベールの『Madame Bovary(ボヴァリー夫人)ボヴァリー夫人』
Gustave Flaubert(ギュスターヴ・フローベール)は、ルーアン出身でモーパッサンの師にあたる文豪です。
レアリスム文学の傑作、フローベールの代表作『Madame Bovary(ボヴァリー夫人)』は、ルーアンが舞台でルーアン大聖堂が登場します。
ボヴァリスム
夢と現実の相剋に悩む性癖、現実逃避した空想癖
現代も「ボヴァリスム」は、そこかしこに存在している。
リアリストの私には理解し難いが、現実をビクビクしながらも変えてゆく理想家では居たいと思う。
中世が残る旧市街の街並み
この石畳をゆく乗合馬車の中の娼婦エリザベートの失意。
長閑な街で欲望の果てのボヴァリー夫人の失意。
ルーアンの街並みは、さながら小説の中のような錯覚に陥ります。
コロンバージュと石畳。
写真が歪んでいるのではなく、建物自体が傾いています。
ダミエット通り
中世と現代が融合した旧市街には、caféやレストランが数多く在ります。
ノンビリと・・・
穏やかな佇まいの中で時間を忘れてくつろげる風景が続きます。
オー ド ロベック通り
ルーアンについて、パリからルーアンまでの交通手段
●パリからルーアンへ①ジャンヌダルクの塔
●パリからルーアンへ②ジャンヌ・ダルク教会、ヴュー・マルシェ広場
●パリからルーアンへ③ルネサンス様式の大時計
●パリからルーアンへ④ルーアン大聖堂
●パリからルーアンへ⑤サン・マクルー聖堂とサンマクール回廊
●パリからルーアンへ⑥ガレットとシードル
●パリからルーアンへ⑦モーパッサンの『脂肪の塊』とフローベールの『ボヴァリー夫人』
●パリからルーアンへ⑧ルーアン美術館
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