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6年半勤めた会社を退職いたしました

2022年11月。私は約7年お世話になった会社を辞め、新しい環境で働くこととなりました。
会社を辞めたと書きましたが実際のところグループ内の転籍なのでいわゆる転職とはちょっと違うのですが・・・転籍も含めて転職する機会は頻繁にあるものではないし、「どんなことを感じ、考え、なぜこの決断をしたのか」を忘れないように備忘録の意味も込めて今回の記事を書くことにしました。
※と11月に思っていたのに・・・気づけば年が明けてしまいました。。。

私が働く環境に求めること

私はこれまでの経験上、働く環境に求める下記3つが満たされないと転職や異動する傾向にあるようです。

「成長を感じられる環境なのか(一緒に働く人、経験できる仕事など)」
「『この人の想いの実現のために頑張りたい』と思える人がいるか」
「向き合っている仕事の先に実現したい世界やありたい自分がいるか」

この3つが満たされないと
「不安」と「傲慢」のあいだ で揺れ動き
自分的には良くない状態になってしまうのだなと気づきました。

不安編

採用ブランディングの仕事は大好きだったし、やりがいのある仕事だと思っていました(今でも思ってます)。それに、一緒に働いてきたチームのメンバー含めて、本当に人に恵まれていました。

けれど、だんだんと・・・
成長や組織への貢献、ワクワクする気持ちや信じられる想いよりも

成長速度の鈍化を感じ
自分は、なんのために頑張っているのかを見失い始め
この先に、自分が信じられる未来があるのか分からなくなり
これまで積み上げてきた経験や知識をなんとか削りながら
日々のアウトプットを生み出している
ような感覚で仕事をしていました。

そして、
チームとしてのアウトプット=自分の器の大きさや知識や経験量
になってしまっているような気がして不安を感じる日々でした。

だから、マーケティングをもっとちゃんと勉強・経験し
採用や人事領域にマーケティング思考を取り入れ、人・組織の面から会社に貢献できる人になりたいと思う気持ちはより強くなっていきました。

傲慢編

※決して、人を見下していたつもりはないのですが・・・そうなってしまっていた自分がいたのかもな・・・と反省しています。

約7年同じ組織にいたわけで、ここまで同じ組織で同じ仕事をすることは私にとっては初めての経験でした。
同じ組織にいればいるほど、知っていることは多くなり、信頼の貯金も貯まっているから、頼られるし、成果も出て、自分の意見も通りやすくなって、結局のところ居心地が良かったです。

そして、気が付けば自分より長く採用ブランディングに携わっている人が組織にいなくなり、自分が一番、採用ブランディングについて理解しておかなくてはならないという不安と共に、私が一番理解しているという傲慢さもどこかで生まれていたのかもしれません。

傲慢な自分が経験を積めば積むほど出てくる気がして
そんな自分が好きになれないなとも思いつつ過ごしていました。

そんな風に「不安」と「傲慢」のあいだで揺れ動きながら、
忙しすぎる日々で目の前の業務以外考える余裕がなく、
どこにいたって多少の苦労はあるのだから、このままこの場所にいて流されるままに過ごすのもいいかなと思ってしまっていました。

自分の幸せは自分で決める

けれど、タイミングというものはあるもので、2022年春。会社の体制が大きく変わることに伴う採用広報のあれやこれやの大きな仕事が落ち着いたタイミングで、自分の気持ちを向き合う余裕が生まれました。

ここで気づいたことは、
結局、走り続けてると消耗するばかりで、目の前のことしかみえなくなる。
けれど、立ち止まることは怠惰でもなんでもなくて、成長するためにとても重要な時間だということ。

忙しさを理由に、
そして、居心地の良さを逃げ道に
見ないようにしていたけれど、
このままこの場所に居続けることは自分にとって良いことにはならないし、
これまで自分で決めて、進んできたからこそ
出会えた人や経験や見えた世界があって、今の私がある。
だから、自分の心に正直に新しい道を進むことに決めました。

決めたら、行動あるのみ

で、行動を開始した訳なのですが・・・
採用ブランディング、採用広報は経験しているが
いわゆる一般的なマーケティングは未経験に等しい
という経歴なのに
採用マーケティングに携わりながらマーケティングの経験をつみたい。
けれど、別に若くもないのでポテンシャル採用という訳にもいかない(泣)という状況。
そして、そもそも「採用マーケティング」という職種を募集している企業がめちゃくちゃ少ない上に、「採用マーケティング」の立ち上げメンバー募集というのがほとんど・・・。
私は、マーケティングのプロの方々に刺激を受けながら「採用×マーケティング」の越境人材になりたいのに・・・そんな都合の良いポジションないよねーっと悩んでいたときに・・・
社内の公募制度でキラリと光る募集が✨
私が憧れているCMOの方がいる同じグループ内の事業会社のマーケティング本部のポジションで
採用を目的としたターゲット層へのマーケティング業務全般
というのが募集に出ており、エントリー、無事に合格となりました。

そして、2022年11月より
新設された採用マーケティングのポジションで採用マーケティングをマーケティング側からリードしていくことになりました。

個人的には、マーケティング側からというのはとてもポイントで、今までは人事として採用ブランディングをしてきたので、そこで感じていた課題や見ていた世界を別の視点から見ることができるというのはとてもわくわくしております。

転籍してみて

控えめに言って、転籍してよかったです。

ただ、異動して1か月目は、正直言うとちょっとしんどかったです。
それは、これまでの慣れた環境で長年の経験から生み出せるアウトプットを出しまくっていたところから、人も組織もほぼ分からない場所にきたことによる環境の変化に心と頭がついていってなかったから。
異動してすぐにアウトプット出せるなんて、そんなおこがましいことは思ってはいなかったけれど、
「私、こんなにできない子だったかな・・・。つら。しんど。」
と思うことが多かったです。
けど、よく考えたら転職したときっていつもそうでした。(笑)

そんな悩みをかき消してくれるぐらい転籍してよかったことがいっぱいです。
マーケティング領域やデザイン領域で尊敬できる方々と仕事ができ
日々、学び・成長している感覚があり
新しく、意義あるコトに向き合えている2023年はどんな1年になるだろうととてもわくわくしています。

居心地の良い場所を自らの意志で手放し挑戦することは
とてもストレスフルだし、正直しんどいことがあるけれど
挑戦することでしか見られない景色がきっとそこにはあると信じて
自分の選択を正解にしていきたいと思います。

『君には無理だよ』という人の言うことを聞いてはいけない。

私は幼い時から読書が大好きで、人生のさまざまなタイミングで言葉に助けられてきた人生だったなと思っています。
本だけでなく、SNSで気になった言葉を収集するのが実は趣味だったりする。そんな私が、人生の大事なタイミングで勇気をもらい、悩んだときの私の羅針盤となっている言葉があるのでそれを最後に紹介させてください。

『君には無理だよ』という人の言うことを聞いてはいけない。

もし、自分でなにかを成し遂げたかったら、
出来なかった時に他人のせいにしないで自分のせいにしなさい。

多くの人が僕にも君にも「無理だよ」と言った。
彼らは君に成功してほしくないんだ。
なぜなら彼らは成功出来なかったから。
途中で諦めてしまったから。
だから君にもその夢を諦めてほしいんだ。
不幸なひとは不幸な人を友達にしたいんだ。

決して諦めては駄目だ。

自分のまわりをエネルギーであふれ、
しっかりした考え方を持っている人でかためなさい。
自分のまわりを野心であふれ、プラス思考の人でかためなさい。
近くに誰か憧れる人がいたら、その人にアドバイスを求めなさい。

君の人生を考えることが出来るのは君だけだ。
君の夢がなんであれ、それに向かっていくんだ。

何故なら君は幸せになる為に生まれてきたんだ。
何故なら君は幸せになる為に生まれてきたんだ・・・。

マジック・ジョンソン Magic Johnson





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