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よもやま雑記

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考えがまとまっていないことやこれから考えたいこと、日々感じたことなど、思うがままに書きます。雑記。
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2018年5月の記事一覧

「矛盾」を排除しない

「矛盾」を排除しない

日々を過ごしていると、自分自身のいろんな「矛盾」に気づくことがある。

さっき思ったことと今思っていることが全然違ったり、理屈では正しいとわかっていても、心や体が言うことを聞いてくれなかったり。「なんて自分は矛盾だらけで整合性が取れていない人間なんだ」と思うことは多々ある(すこしおおげさだけれど)し、そんな時には自分自身に対して嫌悪感や罪悪感を抱き、なるべく、なるべく、その矛盾をむりやり消し去ろう

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「ほかならぬ」について思うこと

「ほかならぬ」について思うこと

人生わりとポジティブに生きているタイプなのだけれど、ひとつだけ悩みのようなものがある。それは、「ほかならぬ」という感覚が本当にわからない、ということ、だ。

私はとある原体験があって、できるだけ「だけしか」という感覚を意識的に排除しながら生きている。「この人しかいない」「この人だけだ」と思うことは人生のリスクだと考えていて、それは、その人に裏切られた時やその人がいなくなってしまった時に自分は立ち直

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「憧れ不在」の時代

「憧れ不在」の時代

よく晴れた4月のある日、友人と浅草の喫茶店でクリームソーダをすすりながら、「今は、"憧れ不在の時代"なのかもしれないね」という話をしていた。

「憧れ不在の時代」。ふとした会話の中に出てきたその言葉が、自分の中に、なんだかすーっと入ってきた。



「あかしさんには、"こんな人になりたい"といったロールモデルはいるんですか」「憧れの人とかいるんですか」といったことを聞かれる機会が最近増えた。それ

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「ウサギとカメ」の解釈から思うこと

「ウサギとカメ」の解釈から思うこと

「ゴールデンウィークは、母の実家である山形に行く」という暗黙のルールが明石家にはある。

母も姉も妹も(父は自由人なのでルール適応外)、どんなに私生活や仕事が忙しくてもゴールデンウィークの2日あるいは3日間は家族のために時間を作り、みんなで揃って祖父母に顔を見せに行く。

このルールは、私が生きている25年間、いまだかつて1度も破られたことがない。3姉妹が社会人になり実家を出て、家族の住む場所は京

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