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6月27日 わが国の若者が担うべき仕事

6月27日ですね。

土曜日に千葉に行ってきました。

お客様の社長さまから、建設業の現場の労働事情についていろいろな話を伺いました。


もうすでに海外の人たちは、日本に働きに来なくなっているといいます。海外では経済が活況で、日本に来て稼がなくとも、それ以上のお金が稼げるようになっているから。

その社長さまは、フィリピンを例に挙げておられました。もう、フィリピンからは日本に人は来ないとおっしゃっていました。なぜなら3年後には日本にいるよりもフィリピンにいたほうが稼げることがわかっているから、と。

それは、日本の今の円安状況と経済の衰退、サプライチェーンがコロナで止まっていることにも関係しています。

昨夜のテレビ番組でも、海外からやってきて福祉系の職についている方々が円安に苦しんでいる事情が放映されていました。

日本は、かつてのように経済強国ではなくなりつつあります。それも急速に。


かつて私たちは安い労働力を求めて海外で製造したものを日本に輸入していました。ですが今やそれは逆転しつつあります。

わが国の安い労働力を海外が買い漁る。つい最近まで近未来SFに出てきたような状況の兆しがみえています。


すでに福祉や建設などの業界で、海外からの労働力に頼っていた状況が一層悪化しています。さらにわが国の場合、IT化も遅々として進んでいません。

わが国の皆さんは質の高い仕事をきっちりとします。てすが、そうしたマニュアル化が可能で手続型の仕事の多くは人工知能が得意とする領域です。将来は置き換えられていってしまうでしょう。

そうなると、諸外国の方が今担ってくれている労働にしか、これからの若者の職がない可能性だってあり得ます。


これから良いのか。今の若い人たちにどういう仕事の仕方を学んでもらうのがよいか。

いわゆるマニュアルで代替できる手続き型の仕事には見切りをつけないと難しいでしょうね。自分から仕事のやり方を考えるような癖をつけてもらわなければ。常に新たな方法や手段を考え、ルーティンに陥らない姿勢が必須です。

最終的にコミニケーションが介在する仕事であれば、わが国には人工知能に奪われない職はまだ残るはず。


私もそうした仕事の進め方を教えられるようにならなければと思っています。暗記やルーティンワークに頼る仕事からは脱却して。

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Yoshikazu Nagai(長井 祥和)
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