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8月30日 技術説明動画の改善点とは

8月30日ですね。

以前、何かの記事で読んだのですが、最近の人は音楽や映像を倍速で聴いたり観たりするそうです。
曲の間奏も全部飛ばしてしまうとか。

はあ、と思ってたら、私の妻がタカラヅカを倍速で見ている現場に遭遇しました。

私は、倍速や途中飛ばしはしません。嫌です。
クリエイターに敬意を払う以前に、そうしたやり方ができません。楽しめないからてす。
途中から聴いたり観たりもしません。
本も必ず初めから最後まで読み通します。複数の本を並行で読むことすらしません。

ただ、分かるのですよ。動画を倍速で見たくなる気持ちも。
動画は視覚と聴覚を使ったメディアです。動画を見ている間は「ながら」で他のことができません。
これが音楽なら、聴きながら他のことができます。
本は、視覚が奪われてしまいます。もし何か別の事がしたければその都度ページを一旦置いて、また再び読み始めれば事足ります。

動画も、一時停止をした後に、また再開すれば同じことができます。
ただし、動画は時間を束縛します。60分の動画なら、60分の間、視覚と聴覚を常に動画に奉仕します。

本であれば、読む時間は読者の任意です。速読法を使えば倍速もできます。音楽は聴きながら他のことができます。

世の中には無数の動画があります。ドラマ・映画・TikTokやYouTube、そしてドキュメンタリー・バラエティ。全て見こなすことは不可能です。一つ一つを時間通りに忠実に見ていたら、時間がいくらあっても足りません。倍速にしたくなる気持ちもわかります。

本も朗読から黙読、そして速読法と読み方が進化してきました。動画も倍速で見る時代なのでしょう。

こう考えると、私がなぜ技術を解説する動画を見ないのか、そして自分でアップすることになぜ消極的なのかを理解できたように思います。
要は皆さん、時間がないのです。私も含めて。コンパクトに要点だけを理解できる動画が見たい。

その要望に応えるならば、これからの技術解説動画には高度な編集技術が求められます。技術の要点を簡潔に説明し、理解できるような動画が。
これ、一朝一夕にはノウハウは得られないでしょうね。弊社も動画はいくつもアップしました。
が、より簡潔に要を得た動画になっているか、と問われれば微妙です。

弊社もYouTubeにチャンネルを作りました。が、まだ動画をアップできていません。
昨日行った弊社内の打ち合わせの中で、アップする動画のネタが生まれました。

ただ、アップする以上は、編集の労力に見合った動画にしなければなりません。しかも倍速にも耐えられるような編集をかける必要があります。または倍速しななくても短時間で要点を伝えられるような動画に。

それにしても、倍速ができない舞台芸術は、この忙しない時代にあって、何という贅沢な娯楽なのでしょう。
これからは倍速で動画を見る世代に向け、等倍の舞台の魅力を発信していかなければ、やがて立ちいかなくなる気がします。

ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。