10月3日 自分の生を生き切る強い心
10月3日ですね。
先週末に二人の巨星がこの世を去りました。
三遊亭円楽師匠とアントニオ猪木氏です。
ここ数年のお二人は病に侵されており、最近の近影を見ると痛々しさを感じました。でも、決して生を諦めない姿は凄絶でした。
お二人は、私たちに生きる尊さを身をもって示してくださいました。
むしろ、お二人のような功成り名遂げた人であっても、いや、功を立てられるほどのエネルギーを持った方だからこそ、死を前にしてなお自らを高めようとするのでしょう。そして、自分の生を最後まで生き抜こうとするのでしょう。
であれば、まだ何も成し遂げていない私のような平凡な人間は、のうのうと生きるわけにはいきません。
自分の余生があと何年もあるような態度で悠々と生きることはしない。むしろ、すぐに死ぬかもしれないと危機感を持ち、日々を生きなければ。
こういう態度を見て、人は生き急いでいると言うのでしょう。確かに生き急いでることは認めます。ですが、生き急がないと何も成し遂げられないのが人生ではないでしょうか。
もちろん平凡に目立たぬままの生を全うしたとしても、それはその人の選んだ人生です。何も成し遂げなくても、寿命を全うすればそれでよしといえるのかもしれません。
どちらの考えが正しいとか優れているとかの評価はできません。そもそも無意味です。
ですが、私自身は自分の心に照らし、やはりこの生の中でやれることをやりたいと願っています。
二度と繰り返せないのが人生なのですから。
お二人に限らず、名の知られた方の人生を振り返ってみると気づくのは、役割を時期によって細かく変えていることです。
例えば噺家だったり、プロレスラーだったり。さらには国会議員になったり協会の理事を務めたり。
私も先日の北海道で、そろそろ自分の役割を変えなければと思いました。その具体的な実践として、SNSへの関わり方を変えると決めました。
ここ六、七年の私はSNSはもっぱら発信のみ。交流にはほとんど使っていませんでした。自分の書き込みにコメントが来れば反応しますが、自分からはSNSを巡回しません。人様のコメントにも何も反応しない。それを続けていました。
それはかつて、自分の中で1日の時間配分を調べ、SNS巡回が最も無駄な時間だと判断したからです。
ですが私もそろそろ、経営者としてプログラミングなどの実装作業をなるべく減らさなければと考えています。
その代わり、交流や人とのつながりを作り上げる方向に舵を切ります。そうなると、SNSを使った交流は欠かせません。
私がいまからお二人のような偉大な業績を打ち立てられるかどうかは分かりません。
ですが、悔いなく生きるには、何かを伝えていかなければ。
それは弊社のメンバーやうちの家族だけでなく、この世でご縁のあった方にも、何かを還元することに繋がります。
お二人はメディアの力を存分に使いました。私もSNSだけにとどまらず、ご縁があればメディアにも臆せず挑んでいこうと思います。