6月26日 一つの事に集中できる幸せ
6月26日ですね。
先日、高知に行く前に購入した牧野富太郎自叙伝。
ようやくこれを昨晩に読み終えました。
高知が産んだ偉人として、牧野氏はよく取り上げられます。
今、テレビドラマでも牧野氏の生涯をモデルにした「らんまん」という作品が放映されています。
この自叙伝、私は読むのが初めてでした。
まさに羨ましいという言葉しかない牧野氏の人生です。
それは若い頃、生家からの援助で研究に没頭できた境遇だけでなく、植物という情熱を傾けられる対象を、95年の生涯の終わるギリギリまで持ち続けられたことにあります。
私も牧野氏のように一つのことに集中していられれば、どれだけ幸せだったかと思います。
私の場合、興味分野が多岐に亘ってしまい、学問として身を立てるには至りませんでした。
それは、全く私自身の問題です。また、私自身こういう自分の性格を愛でているところもあります。
今、経営者兼営業兼技術者として、私からはますます何か一つのことに没頭する時間が失われています。
最近は私の趣味にすら使う時間がありません。
多趣味で仕事は二の次で生きてきた私としては、はなはだ不本意な状態です。
早くこの状態を終わらせなければ、と考えています。
牧野氏の生涯は、自分のできることに全精力を傾けられました。いわゆる、人を使うことにはあまり意識を振り向けなくてもよかったのだろうなと。
私の性格も牧野氏のように自分のことに集中する方に向いています。
経営者には向いていないのかもしれません。
でも、一度この道を選んだのだから、全うしなければ。
私の持っている業務を整理し、社内に分担してもらう。それも高いパフォーマンスを保ちながら。
今、その準備を進めています。
まずは今日の打ち合わせから。
ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。