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6月3日 リモートワークを辞める命令

6月3日ですね。


昨日、イーロン・マスク氏のツイートが話題になっています。

リモートワークを止めることを事実上命令するものです。


この前提には、リモートワークがオフィスでのワークに比べて生産性が落ちる前提に基づいています。


これは従業員の働く環境や場所によって左右されるはずです。


例えばわが国の場合、通勤時間の平均は1時間19分だそうです。
https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/rank/zuhyou/rank12.xls


都市圏においては、その混雑する車内で集中して何かができることはほぼないでしょう。

その1時間19分の損失と、混雑の中を運ばれることのストレス。そこから生じる従業員のメンタルケア。さらに事務所を用意し、職場環境を整えるコスト。

そうしたリスクとコストが、オフィスワークをしたときに上がるはずの生産性とどれぐらいバランスが取れているか。


私は、私個人だけの範囲だけで言えば、オフィスにいる時と同じ生産性でリモートワークができます。むしろ、移動時間の分だけ生産性は落ちると思っています。さらに、同じ場所に毎日通うことによって、モチベーションまでもが下がります。


弊社ではその辺も踏まえてリモートワークの方がリスクとコストが下がると判断しています。


リモートワークは結局、社員の自立心に関わります。例えばリモートワークと言いながら、家でダラダラしているような社員がいるとすれば論外です。

そうした社員にはオフィスに出勤してもらい、監視のもとに仕事をしてもらうしかありません。

また、ITツールを使えばできるような仕事がリモートワークでは出来ないのも論外です。


もちろん、弊社が今後大きくなった際に、常にずっと同じポリシーで行くかというとそうではありません。明らかにリモートでサボっていたり、リモートの方が生産性が落ちることがわかったら、対策を打ちます。


ただし、弊社の場合、零細なのでオフィスにかける予算はありません。その方が無理だと思ったら、イーロン・マスク氏と同じように退職を勧奨するしかありません。


結局、自立と信頼と規模の問題ではないかと思います。

イーロン・マスク氏の会社は巨大ですし、その分統制の網の目も緩みます。イーロン・マスク氏と面識のない社員も多いでしょうし、リモートでは統制が取れないと踏んだのでしょう。

ですが、弊社の場合はまだ規模が小さいです。私もメンバーの皆さんとは一人と言葉を交わす機会もあります。そして何より私が皆さんの自立に期待し、信頼もしています。

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