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7月7日 コミュニティで人生が変わる

7月7日ですね。

昨日、ある人のお話を伺うことができました。その方は人生と働き方があるきっかけによって変わったそうです。
そのきっかけとはコミュニティへの参加。


中堅以上の大企業に属すると、かなりのことが内部で満たせます。日々の作業・収入・福利厚生・社会的な認知・社内の人とのつながりなど。

それは素晴らしいことです。が、意識しないと社内から外への視点を持つことが難しいのも確かです。

もちろん、商談やプライベートで社外の方と語ることはあるでしょう。ですが、その場で語られるのはあくまでも表面的なこと。生きていく上の価値観にまで影響されるような深いつながりは結べません。もし結べたならば、それはもはや親友と呼べる存在です。ただ、多くの方はここまでの深いつながりを持てずに苦しんでいます。


他の価値観を知るには、転職しなければならないのか。いえ、そんな事はありません。

コミュニティに参加すればよいのです。


私もコミュニティへの参加で人生が開けました。

私にとってコミュニティは、参加する前は全く未知の世界でした。私の場合、それまでの10年弱を開発現場への常駐SEとして巡る日々に費やしていたので、なおさら視野が狭くなっていました。

もちろん、そのころの私も学童保育の保護者のパパたちと飲みやソフトボールやテニスに興じていました。地域コミュニティに。それはそれで充実していたのですが、仕事やキャリアプランとは完全に切り離されていました。

さらにその前の自分はそうしたコミュニティとは完全に無縁でした。そうした視野からみるコミュニティの世界は、怪しさに満ちています。自分とは別世界のパーリーピーポーたち。宗教にすら思えました。決して自分は近づくまい、と警戒していました。


ですが、いつまでも常駐現場を巡っての稼業には先がないことも知っていました。そこで、法人化に取り組んだ前後から、異業種交流会に参加するようにしました。

以前から異業種交流会はあちこちで行われていました。私も法人化した以上は営業チャネルを増やさなければ、と人見知りの自分を無理やり鼓舞し、億劫な気分を押し殺して片っ端から交流会に参加するようにしていました。


異業種交流会は確かに視野を広げてくれます。参加した皆さんとの会話は、自分とは別の世界にいる人の生き方や価値観を教えてくれます。

ただし、そうした場はビジネスマッチングを目的にしています。つまり、どうしても目前の案件の話に終始しがちです。この案件についてお互いにどういう価値を提供し合えるか。そこにフォーカスした会話になってしまいます。


ところが、コミュニティの場そのものが、その人にとって価値観の劇的な転換をもたらすこともあるのです。

私がそうでした。上に挙げた方もそうです。

その転換は、参加者から運営者へと立場を変えることによって、さらに広がりました。
私の場合、法人化を果たし、各種の交流会に参加して話す経験を積むごとに、自分の中で何かが変わっていきました。そしてkintone Caféの運営も活発に行うようになってから、案件も増え、常駐に頼らずに案件を請けながらの独立を果たすまでに至りました。


参加者の立場ではその場での会話を楽しみ、会話から得るものを得るだけでおわってしまいます。

交流会やイベントが終われば、既存の価値観にどっぷりと浸る日々に戻ります。

ですが、運営側になってみると、イベントの当日だけではなく前の準備や後の振り返りでその価値観にコミットしなければなりません。


もし身を投じたコミュニティの価値観に寄り添えなければ、企画やファシリテーションをすればするほど辛くなるので去ってしまいます。

もし、幸運にも自分の価値観に寄り添ったコミュニティに巡り合えたなら、ぜひともコミュニティの参加を継続してみてください。そして運営側への参加もご検討下さい。きっと良いことがあるはずです。


参加にあたっては壺を買う必要もお布施もありません。ただ時間とあなたの思いだけを提供してもらえれば。

ありがとうございます。 弊社としても皆様のお役に立てるよう、今後も活動を行っていこうと思います。