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2020年4月の記事一覧
ストライク・バイ・レイン
ガキの頃は雨が好きだった。
雨の中、レインコートを羽織り、ラバーのブーツを水溜りを踏んで、雨水を跳ねさせてはしゃぐのかが好きだった。
しかし齢が重なり、雨は鬱陶しいと思った。傘という荷物が一つ増えるし、靴が濡れると不快だし、濡れた靴底がタイル床に踏んだ時”キュッ、キュッ”のとげとげしい音はダガーのように私の聴覚神経に突き刺す。そしてあなたは信じるか知らないが、私が雨は自分の意識があるか、それと
辛い麺メントIN TOKYO⑦ #ppslgr
「フプッ、あ、ありがとうございます……」
ミルクを飲んでだいぶ咳が治まった名札に店長と書いてあった男に俺は腕を貸して立たせた。
「ここは危ないです。早くバックドアから出たほうがいい」
「ンッフ、そうします……貴方は?」
「俺は大丈夫です。急いで」
店長を俺は破られたショーガラスマラーラーとブルタルダーヴィの戦いが勢いを増し、まるで赤と黒、二つの竜巻が絡み合っているようだ。「俺は……」
VALUABLE THAN GOLD #ppslgr
緊急事態の正式発令により、普段はアウトロー気質で反体制の言動をしがちなパルプスリンガー達だが、こういう時は意外と道徳意識が高く、皆が家にこもるようになり、普段賑わっているバー・メキシコから人っ子一人もいなかった。
いや、正確にいうと一人がいた。店中央のテーブル席に腰を掛けている。
色褪せってねずみ色になったペストの中で黄ばんだ襟なしシャツ、下は同じくねずみ色になった黒いワークパンツ。疵だ
Aimed by ghosts
DOOM……スマホの通知音が鳴り、SNSとnoteアプリの動きになにより敏感な俺は素早くポケットからスマホを取り出し、画面に覗き込んだ。またフォロワーされた。今日はこれで三人目。普段なら歌を歌いだすぐらい嬉しくるところだったが……
まず、新規フォロワーのアイコンはデフォルトのアレ、微笑む緑色の顔だった。フォロワーの情報を確認すべく、そのアイコンをタップする。
○○○○さんはゲストです。
ゲスト