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そういえばNYにあるIT企業でソフトウェアエンジニアとして働いてます。レイオフとかアメリカ生活とか

noteの書き方を忘れるくらい間が空いてしまいました。。。
近況報告もかねて、最近良く聞かれる話題のレイオフどうなのか、について実際に現地で働いている一個人の感想を述べていこうと思います。

まず報告。2022年5月末にアメリカの大学院を卒業し、7月からNYでソフトウェアエンジニアとして働くことになりました。
アメリカ就活についてはまた後日詳しく書きます。

自分もテック企業に勤めているのですが、最近は特に解雇の話で持ちきりです。記事によれば数週間で5万5千人解雇されたそう。。。こわ

働いてみて半年経つのですが、特に最近のレイオフについては驚いたことが多かったのでポイント書いていきます。
あくまで一個人の感想なので、「そのような傾向があるんじゃないか」程度にとどめていただけると嬉しいです。
決してすべての企業がそうといっている訳であるわけではありません。

優秀だろうが無能だろうが関係なく解雇される


これはアメリカで働いている方には当たり前のことかもしれませんが、優秀だろうが無能だろうが法則性なく解雇対象になり得るそうです。
現にプロダクトの核となる部分を開発していたシニアエンジニアや、スタンフォードMBA卒のマネージャーも解雇されてました。

もはやどうやって決めているんだろうか。

解雇については日本とアメリカでは考え方がぜんぜん違って、アメリカでは当たり前であって無能の烙印を押されるわけでは全くありません。
アメリカで働いていたら誰しも一度は必ず経験すると言われているくらいです。
ですが明日は我が身と思いながら働くのもなかなか心身堪えるものがありますよね。

ビザスポンサーが必要な留学生だろうが関係なく解雇される


個人的には一番困ります。
自分のような留学生はOPTという学生ビザを使用することで現地企業での就労が許可され、期限内にH1Bビザという雇用主のスポンサーが必要なビザに応募し取得する必要があります。
もし解雇されてしまうと60日以内にH1Bのスポンサーになってくれる企業を見つけなければなりません。
自分の場合、現在の企業の採用プロセスが3ヶ月ほどかかったのでこの60日以内というのは至難の業なんじゃないかなと思います。

ソフトウェアエンジニアってGC以外はほぼほぼと言っていいほど、このビザで働いています。
この制度のせいで、せっかく知り合った友人でも、仕方なく母国に帰っちゃう人もおおかったです。
考慮に入れてもらえると信じていましたが、甘かった。

ちょっと余談ですが企業も社員一人ひとりのビザステータスを把握しているわけではないので、ビザに関してはすべて完全に自己責任です。
先日Twitterでもかなり話題になっていましたが、ばやしこさんが勇気をもって情報を公開してくださっているので是非読んでみてください!

毎日数時間は転職活動に充てている


そんな背景もあって、自分の周り、自分の同僚、そして自分も毎日数時間は転職活動に充てています。
同僚のgoogle calender にも堂々とphone interviewやtechnical interviewとスケジュールされています。笑
自分もresumeのアップデートとleetcode は欠かさず毎日やっています。

なので入社当時に比べるとかなり雰囲気もゆるくて、人間関係冷たいなと感じます。
親しくなってもすぐ転職したり解雇されるから、お互いあまり親しくならないという暗黙的なものがあるような気がしてます。

加えてこの就職活動を自分のタスク以外にもやらないといけないので結構しんどかったりします。。。かなり孤独ですよねこの環境。。。

人生が消化試合になるよりは


つらつら書きましたが今アメリカのIT企業で働くのって結構たいへんだと思います。

ただこの環境に限らず、人生うまく行かなかったり、苦しいときが華なんじゃないかなとも思ってます。
例えばですが旅行で絶景を見たり、美味しいご飯を食べたことももちろんですが、同時に友達や家族、カップルで喧嘩になったり、飛行機が遅延したりなんて事も、あとになってみたら大事な人生の思い出に変わってるなんてこともありますよね。

後は年配の方がよく「私の若い頃は。。。」と苦労話を展開することもよくあります。

今の状況ってまさしくこんな苦労話に変わるかなと思っています。(私の若い頃は。。。って口癖のおじいちゃんにはなりたくありませんが。)

人生なんでもうまくいってしまったら、、、、残りの人生が消化試合になってしまったら、、、これほど辛いことってないんじゃないかって思います。

きっと読者の方の中には自分と同じような境遇の方が多いと思うので、もし今少しでもつらい思いなのであれば、一つ参考にしていただけると嬉しいです。

あとは最悪日本に帰ればいいっていう気持ちもあっていいんじゃないかと。

先日日本に一時帰国をしていましたが、いざとなったらご飯も美味しくて、人も真面目で親切な日本に帰ってくればいいやって思えば、大概の事がちょろすぎて草。です!Tシャツ買いました笑

最後に


最後に言いたいのは、この記事をみて海外への挑戦を決して諦めないでほしいです!
大量のレイオフに伴い、他企業のリクルートも活発になっているという話もよく聞きます。
ですので、ある意味この大量レイオフは新規参入のチャンスと捉えることもできます。

確かに大変な環境かもしれませんが、日本の企業に勤めていたときよりもエキサイティングな環境ですし、自分の努力が評価してもらいやすいです。
何より自信になりますしね。

海外で働く具体的なメリットは過去の記事に詳細載せてるので是非読んでみてください!

長くなりましたが以上、近況でした!


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