見出し画像

子どもと対等な関係を築く

わたしは期待した人に対して、「ここさえできれば完璧!上を目指してほしい!」と思うあまり、他人に厳しく怒り、自分の理想に染めようとすることがあります。

ある人に「駅のホームで子どもに怒鳴り散らしてる母親いるでしょう。あなたは、そういう母親になる気がする。」と言われたことがあります。

「そんなことないよ、友情のような親子になる、そんな母親に私はなると思う」という思い半分、「たしかに私は理想が高いから、怒鳴り散らす可能性があるんじゃないか。。。」と不安になってしまいました。自分が、子どもが絶対的にほしい!と思ってなかった理由もそのへんにあるんじゃないか?と。良い母親になれるか不安だから、自分を信じてないから、それなら、産まないほうが良いと自分で潜在的に思っているのかなぁ?と。

私をよく知っていて、忖度もしない妹に「こんなこと言われたんやけど、私怒鳴り散らす母親なるかなぁ?」と聞いたら、「それはないと思うで。まぁ上を目指すのをこどもにもおすすめはしそうやけど、そこまではないやろー」とのことでしたが、不安なら勉強と訓練をしようと思いました。

これを考えるきっかけをくれた人に感謝をするとともに、この機会を逃す手はありません。「子どもと対等な関係を築く子育て」についての書籍を読み、ワークショップに参加しました。(みんなママで、わたしだけ子どもは無し(笑))

以下を学びました。

● 子どもと親は上下関係ではない。親は、(産むと決めたのは親だし、子どもは決めてない)世界へのドアを子どもに貸しただけ。親のほうがエラいということは決してない

●故に、一人の人間として尊重する

●子どもは子どもだけでできる能力があると信頼して、勇気づける

●子どもの課題に口出ししない、放置する(宿題しない、兄弟喧嘩とか)が、求めてきたらいつでもサポートし、味方する

●子どもがやれる(やれそうな)ことは、親は手を出さない、学ぶチャンスを取り上げない

これはよい!これ理想!!子どもを尊敬して、勇気づける母親でありたい!

でもこれが実践できるのか?自信がありません。

わたしはなぜこんなに厳しいのだろう?

同時に自分の不安を考える上で、家族構成を聞かれました。

私は長女です。親の愛が妹にいくのをみて、妹をよくいじめていたそうです。

私の母親は、私に対して「理想」がありました。地元で一番偏差値の高い高校にいき、県で一番の偏差値の大学に行って、フライトアテンダントになって、医者とかパイロットと結婚して、孫を産んでくれること。

わたしは、ただの一つも彼女の期待に答えたことがありません。やりたいことをやる人生を選びました。フライトアテンダントだけは内定をもらったのに勝手に内定を蹴ってしまい、親を落胆させました。でも、それが負い目なのか、今でも挽回して親に認められたい思いがあるのか、たまたま有名企業で働くことが決まったときも、3%くらいは、これでやっと、お母さんを納得させられるかな?と思ったことを覚えています。

父親は男の子が欲しかったけど、私が女の子なので、一緒に野球をやれなかったこと、わたしは少しでも期待に応えようとしてたのか、小学校でもスポーツは男の子に負けないように、相撲大会は優勝して、マラソンも一位とって、陸上メンバーに選出されて、バレーボールはエースで、と、父親のDNAのおかげで運動神経はよかったので、全部こなしていけたけど、ほんとに全部心から楽しんでやったというより、賞を集めて自分を男と劣らない証明する感覚に近かったのかもしれません。

要は、私は両親から、ありのままの自分を尊敬されたり、勇気づけられたりされたことがあまりないのです。でも親の愛情はほしいので、頑張って、褒めてもらいたい。自分にも厳しく、他人にも厳しくなった背景の一つではありそうです。

◎では、私のこの性格は親が決めたのか?

→そうではありません、自分が決めました。親以外に私を形成したものはたくさんあります。

◎では、私は親が嫌いか?愛を感じられないのか?

→いいえ、間違いなく私の親はわたしを愛しているし、私も愛しています。

なぜか?

口では期待に応えてないと親から言われても、親の「行動」が私を愛していると伝えているからです。インフルエンザの熱で関節が痛くて痛くて、夜眠れなかったとき、一晩中身体を撫でてくれた母親を知っているからです。失恋したら、何度も何度も失敗してるのに、黙って何時間も話を聞いてくれる行動があるからです。

子どもが、結局は親を好きならそれでいいんだと。イライラしても親も人間だから、完璧でなくても、貢献できる、母親になれる。

でもわたしは、自分の理想を子どもに押し付けたくありません、愛不足ではなく、満ち足りてる親子でありつつも、それぞれが自立していたい。

わたしの自分への不安課題は「完璧でなければ、褒められない、認められない、愛される自信がない」という思い込みだったんだなぁって。

自分の結論は、

★親が上じゃない!対等が理想の親子関係というビジョンを最上位に持ちつつ、子育てはほんとにいろいろあるから、もしイライラする自分がいても、自分を責めすぎない、私またやっちゃってるって、子どもに「母ちゃん、ココがダメなんだー」って言えちゃうくらいでいいなーって。そこからまた子どもと一緒に、考えて、子どもを勇気づける存在になれるよう繰り返し繰り返しチャレンジする。きっと子どもは、わたしのほうも対等の人間と思ってくれるはず。

一緒に、人生を生きる仲間だから。

そう思ったら、人生始めて、子どもほしいし、楽しそうと思えました。

冒頭の言葉をくれた人に、感謝ですね。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?