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ウェビナーで驚かれた「インフルエンサーの#PRに対する本音」

こんにちは。広報のあくにゃんです。
最近のお仕事としては、記事の執筆だけでなく「ウェビナー」が増えてきました。
(「ウェブ」と「セミナー」を組み合わせた造語で、オンライン上で行うセミナーの意)

そこで、ぼくは総フォロワー数18万人の“インフルエンサー”として、過去に実施した案件や、SNS別の特徴などを発言するのですが、その中でも反応の良かった#PRの現状や最新情報について今日はまとめます。
インフルエンサーが使うテクニックなどは、是非活かしてみてください!

「#PR」でもYouTubeなら喜ばれる!?

まず、企業案件に関しては様々なSNSで行われていますが、
ひとまず「#PR」をつけておけば炎上しない。みたいな世界になってきています。

逆に、ついていないと炎上にも発展しかねないです。
企業との関係性を明示していない投稿は、悪質すぎると炎上のみならず逮捕される可能性もあるので、要注意。

もちろん、「#PR」以外に「#sponserd」や「#ad」などのハッシュタグもありますが、(なぜか)最も有名な「#PR」をぼくはつけます!仮につけなくて良いと言われてもつけます!!

企業案件=炎上のリスクがあると思われてしまうかもですが…
企業案件全てが、視聴者から忌み嫌われているわけではありません。
むしろYouTubeでは企業案件を喜ぶ風潮があります。

「私の推しはこんな企業から案件が来るようになったんだ!」
「え!この案件、〇〇さんもやってたヤツだ!すごい!」
「最近、案件多くて売れてきたなぁ~」

などの声が寄せられます。

これは、YouTuberがそもそも「広告収入」で生きているという前提があるため、視聴者が企業案件に対してのハードルが低い点も大きいんだろうなぁと思います。

あとは、写真や文言だけ発信するのではなく、「体験」している様子まで視聴者が見れることで、YouTuberと一緒に一喜一憂できる点は大きいのかなと。
一方的に良さだけを押し付けるのではなく、動画内でも「なんだこれ?」「え、なにこれ!こわいこわい!」と不信感を抱く様子が“リアル”ですし、
「おすすめをする」というより「一緒に良さを知っていこう!」というスタンスが取れるので、テキストだけで一方的に押し付けてくるSNSよりも信憑性が増すんだろうなぁと。一緒に「なんだこれ?」という“不快感や不信感”を共有しながら、商品について学んでいけるのがYouTubeの強さだと思います。

自分もわざと「ん~?」みたいな顔しながら開封して、「悪い所があれば言うからな?」ってスタンスをちょいちょい写します。
結果、なんも文句言わないですけど(笑)

電池

図解:批評的なことも言うからな?というスタンスでやろうとしたあまり、電池のサイズにケチをつけ出すあくにゃん

「#PR」を目立たせないテクニック

とはいえ、多くの企業が#PRを付けるのを(目立つのを)嫌がる傾向にあるので、企業もインフルエンサーも、あの手この手で試行錯誤しています。
下記にその例を紹介します。

① 造語のPRハッシュタグを作る
例えば商品名が「Akunyan」だった場合、#AkunyanPRなどにします。
あえて全部大文字の「#AKUNYANPR」や「#PRAKUNYAN」等にすることで、よりPRという文字を目立たせない作戦もあります。流し見をしただけでは、PRだということが分からないわけです。

② “表記崩れ”をわざと起こす
SNSによってはハッシュタグの部分だけ本文とは違う色になってしまうので、目立ってしまいます。そこでわざと「#」と「PR」の間に「半角スペース」を入れて、ハッシュタグとして機能しないようにするのです。

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👆Instagramで投稿した際の見え方の違いです。
上段:スペースなし→ハッシュタグとして活きている→色も変わる
下段:スペースあり→ハッシュタグとして死ぬ→色は本文と同じ黒
※実際は、かなり引きで小さく映るのでスペースはほとんど気にならないです。

そもそも#PRが付いている投稿は、おすすめに表示されにくい/回りにくいという噂(真偽不明)があるため、ハッシュタグ化せずに本文に文章として入れたがる人も増えています。
(例:◯◯会社様からいただきました~!等)

そんな中、ハッシュタグ化していても、ハッシュタグとして機能させないこのやり方を初めて見た時はシビれました。(でも、いいんですかね…?)

③ ツリー投稿や、コメント欄に入れる
Twitterであれば、最初の140字には「#PR」を入れずに、その投稿に対してコメントをすることで「ツリー投稿」ができるので、2個目のツリー投稿に「#PR」を入れる方がいます。
そのインフルエンサーをフォローしている方は、繋がってどちらもホーム画面上で見えるのですが、よく見ていない方や、そもそもフォローをしていない方には、最初の(#PRの記載がない)140字しか見えないので、それが案件の投稿なのか知られずに済むわけです。(知られなくていいのか?)

Instagramでも、本文ではなくコメント欄にハッシュタグを付ける方がいます。多くのフォロワーは、わざわざコメント欄まで見ないので、その投稿が案件なのかは分かりません。(分からなくていいのか?)

この①~③のやり方で、もし仮に炎上したとしても、いや「#PR」自体は付いていますけど?と印籠(いんろう)の様に出せるのです。

「#PR」より「アフィリエイト」が嫌い

企業との関係性を表す意味で「#PR」は付けられるわけですが、その“印籠(いんろう)”を持ってして文句を言わせない様にしたとしても、振り込みがアフィリエイト(成功報酬型)であると、嫌悪感を抱くフォロワーがいます。

PRしたモノが売れれば売れるほど、本人にもその内の何%かが入る。
という仕組みに対して「金儲けだ!」「嘘つき!」などという方へ思考が行くようです。
よって、「この概要欄のURLからみんなんが買っても、私には1円も入りませんよ~。私の名前(クーポンコードの意)を使って、得しちゃってね~!」という説明を加えているYouTuberも出てきました。

企業との関係性だけでなく、企業とどういった“金銭のやり取り”が発生しているのかまで示さないといけないの大変ですよねぇ。
しかも、その明示が「売上げ」には繋がっているのか?という…。

出会いのみPRで、ガチで使っています!感

投稿して終わりにするのではなく、私生活でも継続して使ってるよ!というアフターケアをするインフルエンサーもいます。たしかに「信憑性」って、後の行動でつくものだよなぁと、ぼく自身学びました。

最後の一滴が出る瞬間をわざわざ載せたり、追加で自腹購入して届いた商品の山を載せたり、注文履歴のスクショを載せたりしています。

まとめ

いくつか紹介しましたが、個人的には必ず「#PR」を付けたいです。それが1番安全安心!

ただ、今回のnoteを通して、インフルエンサーの“本気”が伝われば嬉しいです。

上記で書いたことを、「生活者をうまく騙す方法」としてではなく、良いと思ってPRしたいものを、いかに「嫌悪感なく生活者に届けるか」に向き合っているという見方で受け取ってほしいなと。(中には怪しいものもありますけど)

「#PR」1つとっても、これだけの“こだわり”があるので、ちゃんとプロとしてインフルエンサーを全うされている方に、PRの依頼をしてみると、効果が期待できそうだなぁ~と思います。

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