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俳優ノート『三宅弘城さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年夏ドラマ『サ道 2021』に、 原田泰造さん・磯村勇斗さんとトリプル主演する三宅弘城さん。劇団「ナイロン100℃」&「大人計画」所属&バンド「グループ魂」メンバー。

学生時代は器械体操でかなりの選手だった三宅さんですが、大学3年生の時に、ケラリーノ・サンドロヴィッチさん主宰の「劇団健康」に入団(1988年)。同劇団解散後は、おなじくケラさんが起ち上げた「ナイロン100℃」に参加。主力メンバーとして舞台を中心に活躍。

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メイン役ではないものの、映画・ドラマの名作にも早くから出演していた三宅さん。『シコふんじゃった。』(1992年)『木更津キャッツアイ』(2002年)『電車男』(2005年)と来て、映画賞を総なめにした『フラガール』(2006年)では元炭鉱夫役を好演し、存在感を見せました。

昭和40年、閉鎖の迫る炭鉱の街を救う一大プロジェクトの目玉となるフラダンスショーのために、東京からやって来た女ダンサー(松雪泰子さん)。教え甲斐のないド素人の炭鉱娘たちに嫌々フラダンスを教える彼女だったが、少女たちの熱意に魅せられ、次第に忘れかけていた情熱を思い出し…。

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出世作と言えば、朝ドラ『あさが来た』(2015年)の中番頭・亀助役。大番頭の雁助(山内圭哉さん)との絡みはコメディパート。また、現在放送中の『おかえりモネ』に主演している、清原果耶さんが演じた女中・ふゆとの恋模様では雪の降る神回がありました。

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幕末の京都に生まれたお転婆な「あさ」(波瑠さん)が大阪に嫁ぎ、のんきで陽気な夫「新次郎」(玉木宏さん)と、しとやかで優しい姉「はつ」(宮崎あおいさん)をはじめ、多くの人々に支えられながら、まだ女性が表舞台に出ることが少なかった激動の時代に、実業家として奮闘していく。

以降、『世界一難しい恋』(2016年)、『今からあなたを脅迫します』(2017年)、『監察医 朝顔』(2019、2021年)、『俺の家の話』(2020年)など連ドラレギュラーに定着。最後は、隠れた名作『グ・ラ・メ!〜総理の料理番〜』(2016年)を挙げておきましょう。三宅さんは官邸料理人役。

低迷する支持率を打破するため、阿藤首相(小日向文世さん)と首相秘書官の古賀(滝藤賢一さん)が決断したのは、総理任命の『官邸料理人』の復活。あるきっかけで一木くるみ(剛力彩芽さん)と出会い、彼女に料理人としての天賦の才を見出した古賀は、料理番として官邸に入るよう打診。


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