朝ドラ『ちむどんどん』主演は黒島結菜

2022年前期朝ドラ『ちむどんどん』のヒロインに、沖縄出身の黒島結菜さんが決定しました。ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)所属です。

公正中立を旨とするNHKですから、特定の芸能事務所とズブズブな関係というような、某民放のようなことはないと思われますが、「大人計画」のように、朝ドラや大河によくキャスティングされる事務所はあります。

2000年以降の朝ドラヒロインを輩出した事務所を見てみると、スターダストプロモーションが5人でトップ。アミューズとホリプロ(系列含む)が4人で続き、『あまちゃん』の橋本愛さんや『エール』の二階堂ふみさんら準主役もカウントすれば、SMAも4人。黒島さんを加えるとトップに並びます。

“NHK御用達”と言われる俳優(女優)さんは何人かいますが、若手女優で最も重用されてきたのが黒島さん。朝ドラ2回、大河2回起用されたほか、『アシガール』などNHK連ドラ主演も2回、その他6作品に出演。また、NHKのPRスポット番組『受信寮の人々』でも“顔”として活躍していました。

そんな黒島さんの非NHK作品3選。まずは、島本和彦さんの人気漫画をドラマ化した青春コメディの傑作『アオイホノオ』(2014年)。福田雄一監督のクセの強い演出で、主人公(柳楽優弥さん)に迫る"ガツガツ系女子大生"役を熱演。柳楽さんや安田顕さんにも負けない存在感でした。

焔モユル(柳楽さん)は、クリエイター志望の大阪芸術大学1回生。自分の才能にはかなりの自信を持っていましたが、庵野ヒデアキ(安田さん)のレベルの高さに驚愕。リベンジを誓いますが、山賀ヒロユキ(ムロツヨシさん)や赤井タカミ(中村倫也さん)など、強力なライバルが現れ…。

『ごめんね青春!』(2014年)、『サムライせんせい』(2015年)も名作でしたが、ここは敢えて凡作ながら、黒島さんの連ドラ初主演作『時をかける少女』(2016年)。大ブレイク直前の竹内涼真さんがまだ爽やかだった頃、ひたすら黒島さんを愛でるには悪くない作品(浴衣姿あり)。

高校3年生の未羽(黒島さん)は放課後、幼なじみの吾朗(竹内さん)と共に理科室の掃除をしていた。すると準備室で何かが割れる音が聞こえ、準備室を覗く。割れた試験管から漂う甘い香りをかぎ、未羽は気絶してしまう。目を覚ますと、タイムスリープする能力を手にいれていた。

最後は、鈴木京香さん主演のラーメンコンサルティング物語『行列の女神〜らーめん才遊記〜』(2020年)。黒島さんは、やる気はあるものの、空気が読めない新入社員役を、弾けた演技で熱演。鈴木さんとの凸凹コンビの相性も抜群でした。

ラーメン業界をけん引する芹沢(鈴木さん)の店で、新作ラーメンに手を付けない女性客(黒島さん)。芹沢が手掛けたラーメンを「味がイマイチ」だと酷評するが、その後、会社の面接にやって来て。ラーメンド素人にも関わらず、芹沢に「このラーメンをおいしくすることができる」と言い放つ。

2022年の朝ドラ『ちむどんどん』が楽しみ。



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