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ドラマ日記『ブルーモーメント』(第7話)

甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かう主人公・晴原柑九朗(山下智久さん)らSDM本部(特別災害対策本部)メンバーが奮闘する物語『ブルーモーメント』の第7話。

「私が奪った、あなたのかけがえのない人の命を―」。 突然、上野香澄(平岩紙さん)から告げられた晴原。戸惑う雲田彩(出口夏希さん)。上野は5年前の関東南部豪雨の時、園部灯(本田翼さん)と一緒にいたこと、そして灯の指示通りに行動した人たちは、皆助かっていたことを打ち明ける。

上野が全て語り終える前に、晴原が「今は言わなくていい」と遮り、この5年間、彼女もまた苦しんできたことに理解を示しますが、このことで終盤の上野の行動理由がわかりづらかったように思います。

次週予告にはその回答があり、灯は上野の息子・海斗(石塚陸翔さん)が危険区域にある保育園に取り残されていたことを知り、怪我をしていた上野の代わりに「必ず戻ってくる」と言って保育園へ向かっていました。灯が息子の命の恩人であるということが分かれば、上野が晴原を庇った最後の行動も理解できるかなと。

海上竜巻に巻き込まれ、漁船と衝突した気象観測船、土砂崩れに巻き込まれた家屋に取り残された住民。この二つの危機を間一髪で乗り切り、土石流が迫る介護施設の入所者避難も上手くいったかに見えたのですが…。

ドラマティックな展開のためのフィクション上の犠牲とはいえ、上野が土石流に巻き込まれて亡くなるというのはさすがに辛い…。朝ドラ『虎に翼』で、梅子(平岩さん)が再登場するのに期待しましょう。

余談:朝ドラ『ちゅらさん』『ひよっこ』で知られる脚本家・岡田惠和さんがMCを務めるNHKラジオ番組『岡田惠和 今宵、ロックバーで〜ドラマな人々の音楽談義〜』。9日放送のゲストは、朝ドラ『虎に翼』で華族令嬢・桜川涼子を演じた桜井ユキさん。

オープニングから、米津玄師さんの「さよーならまたいつか!」が流れ、寅子の父役だった岡部たかしさんの最後の演技の話題など、『虎に翼』回となりました。今も最新脚本が送られてくるという桜井さん。涼子様の再登場を「匂わせ」ていましたので、期待しましょう。

毎回、ゲストに3曲好きな歌を選曲してもらうのですが、桜井さんが最初に選んだのは、globeの「DEPARTURES」。姉の影響で聴き始めたそうで、家族で行ったカラオケ店で、歌詞の意味も分からず歌っていた小3の桜井さん。

NHKのネットラジオ「らじるらじる」で無料で聴くことができます。


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