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俳優ノート『高杉真宙さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2022年後期朝ドラ『舞いあがれ!』&秋ドラマ『PICU 小児集中治療室』に出演する高杉真宙(まひろ)さん。

2021年にスウィートパワー(スパイスパワー)を退社し、個人事務所を設立した高杉さん。その後も、『婚姻届に判を捺しただけですが』(2021年)や『おいハンサム!!』(2022年)など連ドラレギュラーが続き、さらに10月からは2作品掛け持ちと順調なようです。

『仮面ライダー鎧武/ガイム』(2013年)で注目された高杉さんですが、多くの若手俳優同様、十代の頃は学園ドラマを数多く経験。『高校入試』(2012年)、『35歳の高校生』(2013年)を経て、『表参道高校合唱部!』(2015年)では引きこもりの高校生を演じました。傑作。

香川県から東京の表参道高校へと転校してきた真琴(芳根京子さん)。香川で合唱に打ち込んでいた真琴は、合唱の名門校である表参道高校でも活動する気満々。ところが、合唱部の栄光は過去の話で、現在は部員も集まらず廃部寸前。“ある目的"を抱いている真琴は、合唱部の立て直しを決心する!

ドラマ版『セトウツミ』(2017年)に主演した後、メインキャストの一人を演じた『賭ケグルイ』(2018年)はシリーズ化&映画化されるなどの人気作品に。その後出演したのが『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐』(2018年)。悪人だらけの同作で、一服の清涼剤のような善人役でした。佳作。

無実の罪で、15年間異国の地の牢獄に閉じ込められた主人公(ディーン・フジオカさん)は、思わぬ幸運で獄中生活から逃れ、巨万の富を手に入れた別人となって舞い戻り、自らを陥れた者たちに復讐していく。

刑事を演じていた『サイン -法医学者 柚木貴志の事件-』(2019年)と同じ時期に、振り込め詐欺グループの「かけ子」役だったのが『サギデカ』。文化庁芸術祭賞 テレビ・ドラマ部門大賞を受賞した傑作。

『特殊詐欺』で捕まるのは、なぜ「受け子」「かけ子」ばかりで、詐欺グループのトップまでたどり着けないのか?そんなジレンマに愚直に向き合い、詐欺犯の実態に肉薄し、何としてでも摘発しようと心血を注ぐ、警視庁の女性刑事(木村文乃さん)を主人公とした社会派ヒューマンドラマ。


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