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「月が綺麗ですね」的告白…今週の『おかえりモネ』ほか

2021年夏ドラマ『彼女はキレイだった』で、愛(小芝風花さん)が宗介(中島健人さん)に「好き!」とストレートに告白した今週。朝ドラ『おかえりモネ』第16週「若き者たち」では、亮(永瀬廉さん)や菅波(坂口健太郎さん)の、直接的な言葉ではない告白が注目を集めました。

「I LOVE YOU」を「月が綺麗ですね」と、夏目漱石が意訳したという都市伝説は、数年前にネットで話題となり、以降様々なドラマのセリフにも登場。坂口さんが朝ドラ初出演した『とと姉ちゃん』でも、ヒロイン(高畑充希さん)に坂口さんが呟いています。そういえば、この時も理系男子役。

月曜日、百音(清原果耶さん)がりょーちん(亮)を迎えに行っている間に、未知(蒔田彩珠さん)が闇落ち、菅波に流れ弾が当たる展開。火曜日、三生(前田航基さん)と悠人(高田彪我さん)が合流。本当は動揺してたであろう菅波先生が寛容さを見せていました。

水曜日、6月4日の亮「俺ら見てないけど、三生は見てただろうし」の伏線回収となる三生回。内田(清水尋也さん)から「生きてきて何もなかった人なんていないでしょ」の名言も。野坂(森田望智さん)の阪神淡路大震災エピソードも入れてきたこの日が、9月1日というのもやりよる。

木曜日、コインランドリーラブストーリー前編。りょーちんがモネ(百音)の手を掴み「わかってんでしょ?」から徐々に距離を詰めるも、「これは違う。」「これで救われる?」と鉄壁の守りで、りょーちん断念。立ち聞きみーちゃん(未知)は「正しいけど冷たい」と再びモネに切りつける。

金曜日、コインランドリーラブストーリー後編。いきなりモネに「あなたに会いに来た」と直球で来た菅波でしたが、「受け止めたい」「頼りにしてください」は告白としてはわかりにくい。さすが「#俺たちの菅波」。

菅波先生が登米に移る話に動揺したモネの、指掴みからの「先生が目の前からいなくなっちゃうの嫌だと思ってるんです」は、ほぼ告白。さすが、くそ度胸のモネ。ここで離ればなれになっていたら…という絶妙のタイミング。

モネが指を離そうとした瞬間、菅波からのハグ。モネが跳ねるような映像だったのは、不器用なハグってことかな。「あなたの痛みは、僕には分かりません。でも、分かりたいと思っています」と、最後まで直接的な「好き」という言葉を使わないラブシーンとなりました。

四角関係が解消した、最も恋愛要素が多めの週ではありましたが、汐見湯を中心に、ウェザーエキスパーツや気仙沼のシーンを適時挟み込むことで、背景にある震災とそれぞれの受け止め方の違いが描かれ、より物語として深みがありました。

先日、清原さんがクランクアップしたようですから、10月29日の最終回まで無事見ることができそうです。今後、遠距離恋愛の不安的な話はあるでしょうが、残り回数を考えれば、お仕事モードへ重点が置かれていくのでしょう。最後は楽器演奏あるかな。

続いては、全裸で発見された漂着者・通称ヘミングウェイ(斎藤工さん)の周りで、不審な事件が次々起きていく衝撃作『漂着者』第6話。宮部首相(キンタカオさん)死亡。

琴音(シシド・カフカさん)とローゼン(野間口徹さん)に繋がりがあることが判明!刑事の柴田(生瀬勝久さん)らは、ローゼンを重要参考人として手配しようとするのだが⁉

人気低迷の宮部首相が、若者に人気のヘミングウェイを利用し、公開討論回。「総理の一番の問題は、総理がこれからの日本になんの役にも立たないということです(=もうすぐ死ぬ)」と言い放ったヘミングウェイ。この日、菅首相が自民党総裁選不出馬表明。これも予知能力!?

ヘミングウェイの予言通り、シャンデリアの下敷きになり死亡した宮部首相。実は、社会部キャップの橋(橋本じゅんさん)の暗殺計画を阻止していた!?ついに結ばれたヘミングウェイと詠美(白石麻衣さん)でしたが、ラブシーンは一切なし。


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