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ドラマ日記『 バイプレイヤーズ』(第2話)

2017年と2018年に放送され、日本を代表する名脇役たちが、本人役を演じて話題を呼んだシリーズの第3弾『バイプレイヤーズ〜名脇役の森の100日間〜』の第2話。

撮影所・バイプレウッドで激化した民放各局の視聴率競争。視聴率最下位の銀行ドラマ「大合併」の現場は、最悪の状況に。そこで主演の向井理に“決め台詞"をつけてドラマをバズらせようとするのですが…というストーリー。

2010年の朝ドラ『ゲゲゲの女房』でブレイクした向井さん。その後は民放主演が続き、二桁視聴率と好調。しかし、2016年の『神の舌を持つ男』が壮大にコケてしまい、“低視聴率”イメージがついてしまいました。本作はそれを逆手に取った設定(『神の舌』は堤幸彦監督が悪いかと)。

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また、作品の質云々ではなく、話題先行、ネットでバズらせることを優先させようとする、本末転倒な現在のドラマ現場への皮肉でもあるのでしょう。主演の狙った感溢れる“決め台詞”はバズらず、何気ない脇役のセリフがバズるという展開もそう。

スケジュール的にも追い込まれた向井さん。ついにセリフまで飛んでしまい、それがそのまま放送。ところが、この時にSNSでは「#喋れ向井」がバズり、世界トレンド1位。大喜びの向井さんに爆笑。いやあ、自虐の極みの中、弾けた演技を見せてくれました。まさに“向井理劇場”。脇役陣も最高。


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