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春ドラマの「ハッシュタグ」問題

ドラマを盛り上げる手法として、SNSの活用は今や欠かせないもの。特に、Twitterにおける「#(ハッシュタグ)」は、検索を通じて他の視聴者と共有体験ができたり、視聴者独自の展開が起こったり。参加型のドラマ視聴は“熱”をうみ、作品をバズらせることも。

例えば朝ドラや大河ドラマ。毎回、作品の感想と共に、二次創作イラストを「#○○絵」などとハッシュタグをつけてTwitterに投稿するのが恒例。例えば、『あまちゃん』(2013年)では「#あま絵」が大量に投稿され、ドラマを社会現象にまで押し上げるのに、一役買いました。

有名なところでは、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)。放送されたTBS火曜ドラマ枠は、3文字(読みで4文字)のハッシュタグが多く、「#逃げ恥」はもはやドラマの代名詞ですし、それ以外にも「#恋ダンス」「#みくり飯」「#ムズキュン」などが、大いにドラマを盛り上げました。

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さて、ここまでは前フリ。問題は今期ドラマのハッシュタグ。TBS火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』のそれは、「#着飾る恋」。微妙に長いし、語呂が悪くないかな。「#かざ恋」を予想してたんですけど。まあ、これは序の口。

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タイトルそのままの長いハッシュタグを使っているのが、「#生きるとか死ぬとか父親とか」や「#最高のオバハン中島ハルコ」など。短縮形は考えなかったのかな。佐久間宣行プロデューサーはスルーした模様(笑)。

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短縮形ながら、ちょっと微妙なのが『私の夫は冷蔵庫に眠っている』。「#冷ダン」が公式では推されているんですが、「ダン」って何?と一瞬思いました。「ダンナ(旦那=夫)」からの略なんでしょうね。

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可愛いところでは、『恋はDeepに』が「#恋ぷに」、『大豆田とわ子と三人の元夫』が「#まめ夫」、『あのときキスしておけば』が「#あのキス」、『結婚できないにはワケがある。』が「婚ワケ」となっています。

ドラマ制作スタッフたちが知恵を絞った「ハッシュタグ」にも、注目してみてはいかがでしょうか?





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