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ドラマ日記『先生を消す方程式。』(初回)

担任をゲーム感覚で潰す進学校の生徒と、それを“笑顔”で指導していく教師(田中圭さん)とのバトルを描く『先生を消す方程式。』の初回。終盤、驚きの展開が。

『奪い愛、冬』『M 愛すべき人がいて』など次々と話題作を生み出す、脚本家で放送作家の鈴木おさむさんの新たなオリジナル作。クセが強く、外連味が持ち味の鈴木さんらしい作品。

テレビ朝日の「土曜ナイトドラマ」は本作から50分→30分に縮小。それだけに、伏線を散りばめつつ、それでいて単独のエピソードとしても面白くする手腕はさすが。

大どんでん返しで視聴者をがっちりキャッチと初回としては完璧。副担任役の山田裕貴さん主演の“フライングドラマ”『頼田朝日の方程式。-最凶の授業-』も「ABEMA」で独占配信と抜かりなし。

先生を殺そうとするという設定は『暗殺教室』、田中さんの社会的メッセージも含んだ指導は『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』、山田さんの狂気は『ホームルーム』というところでしょうか。

難点を言えば、スクールカースト上位の生徒たちが、東大進学率の高い名門校の生徒に見えないことでしょうか。どちらかというと…(笑)

気管切開された恋人(松本まりかさん)のエピソードは今後追々語られるのでしょう。『35歳の少女』→『先生を消す方程式。』→『閻魔堂沙羅の推理奇譚』と、重めのドラマを3本リアタイ視聴するのは大変ですが、「こういう土曜日は嫌いじゃない」。


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