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ドラマ日記『大豆田とわ子と三人の元夫』&『着飾る恋には理由があって』

建設会社社長で、娘と二人暮らしのバツ3のとわ子(松たか子さん)が、元夫3人が持ち込むトラブルに振り回されながらも奮闘する、ロマンティックコメディ『大豆田とわ子と三人の元夫(まめ夫)』の第2話。ドラマ内初キスは、まさかの鹿太郎(角田晃広さん)でした。

元夫たちに新たな出会いが訪れる中、唄(豊嶋花さん)の思いつきにより、とわ子は元夫たちを招いて、5人ですき焼きパーティーを開催する事に。その晩。どういうわけか、とわ子はパトカーに乗せられ、警察に連れられていく羽目に…!とわ子に一体何が!?

初回に比べると若干ナレーションも減り、伊藤沙莉さんの声にも慣れた(クセになる)今回。慎森(岡田将生さん)にフォーカスを当てつつ、3人の元夫たちに新たな女性が現れる展開で、鹿太郎は女優の美怜(瀧内公美さん)とキス。そして「下手くそ(笑)、もっと練習して」って最高か。

「男女に友情は成立するか」という愚問には、「元カレ(元カノ)ならば成立しうる」というのが持論ですが、とわ子が慎森に最後に伝えた言葉にも似て。「別れたけどさ、今でも一緒に生きてると思ってるよ」。救われたね、慎森。

続いては、価値観の違う人々が、ひとつ屋根の下で、さまざまな恋を繰り広げるラブストーリー『着飾る恋には理由があって(着飾る恋)』初回。いきなりの社長辞任含め、大人なテイスト。

広報課で働きながらインフルエンサーとして活躍している真柴くるみ(川口春奈さん)。ある日マンションを追い出された真柴は、香子(夏川結衣さん)のマンションに住ませてもうらうことに。表参道のマンションで優雅な一人暮らし!と思いきや…料理人でミニマリストの駿(横浜流星さん)、陽人(丸山隆平さん)、羽瀬(中村アンさん)たちとのルームシェアだった!

昨年の『恋つづ』の金子ありささんが、再び脚本を担当した本作。主要キャストの年齢が上がったということもありますし、上白石萌音さんや森七菜さんたちが演じた、バタバタしたキャラクターではないこともあり、落ち着いた大人なドラマに仕上がっていました。

インフルエンサーや高級マンションなど、バブル的発想の非庶民系ドラマかとも思いましたが、どうやらそうでもなさそうで。SNSの更新に追われ、桜の花にも気がつかない生活、憧れの社長の辞任(ほぼ解任?)など、一見華やかに見えるものの危うさや、空虚さがそこにはありました。ミニマリストの駿との関係性の中で、くるみの考え方にも変化が訪れるのでしょう。

そして、脇役陣にも注目したいところ。夏川結衣さんは登場するだけで作品が締まりますし、飯尾和樹さんには和みます。山下美月さんはますます綺麗になってますし、赤ペン瀧川さんや工藤夕貴さんまで出演してるんですね。


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