ドラマ日記『私の正しいお兄ちゃん』&『ファイトソング』(初回)

大学生の理世(山谷花純さん)が、生き別れの兄に似た海利(古川雄大さん)に惹かれるクライムサスペンス『私の正しいお兄ちゃん』の初回。淡いラブストーリーが始まるかと思いきや、いきなりサスペンス調なラスト。

大学生の理世は、アルバイト先で幼少期に離れ離れになった兄に面影の似た海利と出会う。眠れないという海利に肩を貸すうち、理世は、海利に惹かれていく…。しかし、海利のアパートで見てしまった日記には「人を殺した罪からは逃れられない」という文章が…。

前クールの『東京ラブストーリー』と同様に、FODで配信された上で、地上波初放送される作品ということで、1時間ドラマかと思いきや、1話は21分であっという間でした。

バイト先で知り合った理世と海利。肩を貸して欲しいという申し出が、あまりに突拍子もないものの、あっさりと受け入れる理世は、重度のブラコン故と考えたらいいのかな。

「袖振り合うも多生の縁」というぐらいですから、肩を貸すうちに理世が海利に好意を抱くのはあり得る話ですが、倒れた海利を家に届けた折、彼の日記を盗み見たのが運の尽き。彼が殺したという人物は一体…(予想はついてますが)。

夢破れたスポ根ヒロイン・花枝(清原果耶さん)と、一発屋のミュージシャン・春樹(間宮祥太朗さん)、一途な幼馴染・慎吾(菊池風磨さん)という、不器用な3人のじれったくも切ない恋と成長の物語『ファイトソング』の初回。花枝の涙と春樹のいきなり告白で次回へ。

空手の日本代表をめざしていたが、突如としてその夢を絶たれてしまった花枝。幼馴染の慎吾が経営するハウスクリーニングでバイトとして働くことになった。そんなある日、かつて一曲だけヒットを出したが、今や落ちぶれたミュージシャン・春樹の家に客先として訪問することに。

岡田惠和さんらしいテイストとキャラクターたち、そして急転直下のストーリー。“死”の病ではなかったのね。清原さんが朝ドラ『おかえりモネ』イメージを払拭するにはちょうどいい軽めの作品。空手の型も、かなりのレベルに仕上げてきています。

次の朝ドラ『ちむどんどん』のヒロインに決まっている黒島結菜さんの連ドラ初主演作『時をかける少女』(2016年)に出演していた菊池さん。ブレイク直前の竹内涼真さんが当て馬で、菊池さんの方が本命役でしたが、今回は果たして!?

間宮さんは朝ドラ『半分、青い。』では残念な役でしたし、『#リモラブ』にしろ『オー!マイ・ボス!』にしろ、三番手の男イメージがありますが、そろそろヒロインの本命役に昇格してもいい頃かなと。


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