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女優ノート『山口紗弥加さん』

気になる女優さんの出演作についての覚え書き「女優ノート」。今回は、朝ドラ『おかえりモネ』気仙沼編&2021年秋ドラマ『ラジエーションハウスII〜放射線科の診断レポート〜』に出演する山口紗弥加さん。FLaMme所属。

「遅咲き女優」として、松本まりかさんなどと共に語られることも多い山口さんですが、『若者のすべて』(1994年)の主人公(萩原聖人さん)の妹役で女優デビュー。清春(黒夢)プロデュースで歌手デビューしたり、『笑っていいとも!』などバラエティーに出演するなど、アイドル的活動も。

一時は引退を考えたこともあるそうですが、気がつけば名バイプレイヤーとして連ドラ常連に。『ようこそ、わが家へ』『ヤメゴク』『リスクの神様』『サイレーン』などに出演した、2015年あたりから特に目立って来た印象。同じ年、医師役で出演した『コウノドリ』をまず挙げておきます。傑作。

とあるライブハウスでは、謎の天才ピアニストBABYがライブ演奏中。実はBABYの正体は、産科医・鴻鳥サクラ(綾野剛さん)。ライブの最中に緊急の連絡が入ったため、サクラは病院へと急いだ。元気に無事に赤ちゃんが生まれてくること自体が奇跡の連続。リアルな産科医療の現場を描き出す。

“怪演女優”などと評されることも少なくない山口さん。まずは『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』(2018年)。山口さんは、前妻を密かに毒殺し、その娘(岸井ゆきのさん)にも手をかけようとする毒婦役。

無実の罪で、15年間異国の地の牢獄に閉じ込められた主人公(ディーン・フジオカさん)は、思わぬ幸運で獄中生活から逃れ、巨万の富を手に入れた別人となって舞い戻り、自らを陥れた者たちに復讐していく。

『ブラックスキャンダル』(2018年)で連ドラ初主演した後、『絶対正義』(2019年)にも主演するなど遅咲きブレイク。最後は、主人公の狂気的な妻を演じながら、どこかコミカルさもあった『共演NG』(2020年)をどうぞ。

中井貴一と鈴木京香共演によるラブコメディ。遠山(中井さん)と大園(鈴木さん)の“共演NG”は、業界では公然の秘密。かつて2人は付き合っていたが、25年前に恋愛関係のトラブルから破局。ところが、そんなふたりが、テレビ東洋の連続ドラマの主演として25年ぶりに共演することに…。



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