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俳優ノート『眞島秀和さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2023年冬ドラマ『しょうもない僕らの恋愛論』に出演する眞島秀和さん。ザズウ所属。

名バイプレイヤーとして、数多くの作品に出演してきた眞島さん。『フラガール』『悪人』で知られる李相日さんの初監督作品『青〜chong〜』(1999年制作、2001年劇場公開)で、俳優デビューにして映画初主演。

そこから『おっさんずラブ』(2018年)でのブレイクまで、時間はかかったわけですが、それまでの意外なメジャー出演映画を辿れば、『黄泉がえり』(2003年)、『スウィングガールズ』(2004年)、『フラガール』(2006年)、『HERO』(2007年)などがありますので、機会があれば是非。

眞島さん自身は、俳優としての転機となった作品をNHKドラマ『海峡』(2007年)と発言していましたが、その後の大河ドラマ『天地人』(2009年)の豊臣秀次役や、朝ドラ『ゲゲゲの女房』(2010年)の編集者役などで知名度を高めていった印象。

『失恋ショコラティエ』(2014年)の頃には、ヒロイン(石原さとみさん)のモラハラ夫役などクセのある役がまだ多かったように思いますが、『隣の家族は青く見える』(2018年)のゲイ役は、直後の『おっさんずラブ』につながる流れとしても、イメージをだいぶ変える作品になった気がします。

妊活に励む夫婦(深田恭子さん&松山ケンイチさん)や男性カップル(眞島さん&北村匠海さん)など、コーポラティブハウスに住む家族達の葛藤と成長をハートフルに描くヒューマンドラマ。

最近の「色気がすごい俳優ランキング」で1位となった眞島さん。いろんな色気の出し方があると思いますが、『サギデカ』(2019年)の「警部補。勤勉で優秀、そしてイケメン。」という、渋い系の眞島さんを是非見て欲しいところ。傑作。

特殊詐欺の実態に肉薄し、何としてでも摘発しようと心血を注ぐ、警視庁の女性刑事(木村文乃さん)を主人公とした社会派ヒューマンドラマ。

可愛い系の眞島さんを味わうなら『おじさんはカワイイものがお好き。』(2020年)。狙い過ぎだろうというご意見はごもっともですが、それでも案外楽しめます。今井翼さんや桐山漣さん、藤原大祐さんとのBL展開は…ありません(笑)。

理想的なイケオジ小路三貴(眞島さん)ですが、実は誰にも言えない秘密があった。それは「カワイイものが好きすぎる! ! 」ということ。そして、43歳にして初めて出会った同志・ケンタやライバル・鳴戸、甥の真純らと互いの秘密を認め合い、少しずつ心の距離を近づけていく。

余談:昨年の『紅白歌合戦』の感想を簡単に。大泉洋さんの長しゃべりすら、きっちりと仕切る橋本環奈さんのマルチぶり。男性ダンスボーカルグループの台頭とジャニーズの落日。

最高のパフォーマンスはVaundy。2曲歌った後半、milet×Aimer×幾田りら×Vaundyの「おもかげ」が最高の最高!(「NHKプラス」で『紅白』後半32分辺り。1曲目での「そんなもんかい、紅白!」の煽りも是非)。





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