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ドラマ日記『無痛〜診える眼〜』(初回)

オリコンによる2020年の「定額制動画配信」満足度調査によれば、Netflixが調査開始以来、4年連続総合1位。続いてAmazonプライムビデオ、Huluと続きます。

すっかり日本に定着したNetflixですが、日本に進出したのは2015年9月。この年、「動画配信」についてはもう一つ大きな出来事がありました。2015年10月、在京民放5社主導による見逃し番組サービス『TVer』が始まったのです。

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現在ではMAU(マンスリーアクティブユーザー)が1000万人を越え、累計ダウンロード数も2500万件に上るTver。当初は、各局様子見で、各10番組ほどしかUPされていませんでしたが、現在ではかなり充実。ドラマに限っていえば、ほぼ全てが視聴可能です。

現在放送中のドラマの見逃し配信が基本ですが、各クールの端境期などには、昔の名作ドラマが大量にUPされたりもします。今回紹介する『無痛〜診える眼〜』(2015年)もそんな一本で、現在1~3話がアップされています。

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現役医師でもある久坂部羊さんの小説が原作。患者の病気を外観から見ただけで判断できる特殊な能力を持つ、医師の為頼英介。さらに、犯罪者特有の“犯因症”も見ることができることから、事件に巻き込まれ…という医療&刑事サスペンス。

主演の為頼役には西島秀俊さん。為頼さんを事件に巻き込む刑事で、自身も“犯因症”の兆候がある早瀬役に伊藤淳史さん。為頼と同じ能力を持つ病院長役に伊藤英明さん。その病院の臨床心理士役が石橋杏奈さん。

注目は朝ドラ『エール』の「福島三羽ガラス」の一人・釟男を演じている中村蒼さん。『無痛』では先天性無痛症の清掃員役を演じましたが、役作りでスキンヘッドにしたのが話題となりました。怪演。

もう一人の注目は浜辺美波さん。初の金髪姿を披露した浜辺さんは「鬱や強迫性障害を抱え、教師一家殺害事件の容疑者」という、重要かつ難しい役どころを演じ切りました。

チャレンジングな作品で、視聴率は低迷しましたが、今見てもなかなか面白いですし、中村さんや浜辺さんの意外な役を楽しむだけでも、一見の価値ありです。放送中の『#リモラブ』など、遅咲きブレイクの松下洸平さんも、第3話に出ているので、お見逃しなく。


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