新ドラマ『真犯人フラグ』&『僕の姉ちゃん』
女優・宮沢りえさんというと、1987年にCMの初代リハウスガールとして注目を集め、映画『ぼくらの七日間戦争』(1988年)で早くも主演。人気絶頂期にヌード写真集『Santa Fe』(1991年)で世間を驚かせ、翌年には貴花田(貴乃花)と婚約(後に解消)。同世代には忘れられない存在。
ドラマとしては、『東京エレベーターガール』(1992年)や『北の国から'95 秘密』(1995年)が記憶に残るところ。特に後者は、シリーズ屈指の傑作かも。近年は『紙の月』(2014年)など、映画や舞台をメインに活動、演技派として高く評価されていますが、ドラマではたまに見かける程度。
そんな宮沢さんが、17年ぶりに民放連ドラに出演決定。西島秀俊さん主演、芳根京子さん共演のミステリーで、日テレ日曜ドラマ枠で2期連続放送。企画・原案が秋元康さんということで、『あなたの番です』の夢再びといったところでしょうか。脚本は『映像研には手を出すな』の高野水登さん。
ある日、妻(宮沢さん)と子供が忽然と消えたサラリーマン・相良凌介(西島さん)は一躍世間の注目をあつめるが、とあるSNSの投稿で、“悲劇の夫”から一転、“疑惑の夫に。部下の二宮瑞穂(芳根さん)の助けを借り、真実に挑むミステリー。
民放キー局の中で、連ドラ枠が一番多いのがテレビ東京。2021年4月期からはなんと9枠。制作費の絡みもあるのでしょうか、配信会社とのタイアップも多め。テレ東も出資するParaviやAmazon Prime Videoでの先行配信、後にテレ東で放送というパターンも。
そんな作品がまた一つ。益田ミリさん原作による『僕の姉ちゃん』が、黒木華さん主演、杉野遥亮さん共演でドラマ化。Amazon Prime Videoで9月に全話一挙先行配信後、2022年にテレ東で放送予定。監督はCMディレクターの吉田善子さん。脚本は吉田さん&清水匡さん、高田亮さん。
海外駐在中で両親不在の二人暮らしの姉弟。素朴でまっすぐに育ってきた社会人1年目の弟・順平(杉野さん)と、ユーモラスで辛辣な30歳の姉・ちはる(黒木)が、恋・仕事・趣味・人生にまつわトークを繰り広げていく会話劇。
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