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ドラマ日記『七人の秘書』(最終回)

要人に仕える名もなき「秘書」たちとその元締め「影の男」が、理不尽な日本社会を変えていく痛快ドラマ『七人の秘書』最終回。まさかの全8話で終了。豪華キャストがゆえに、スケジュールを押さえるのが大変だったかな。

萬(江口洋介さん)たちの存在を把握した粟田口(岸部一徳さん)。先手を打って、千代(木村文乃さん)らの暗躍シーン写真を各々のボスに渡したため、秘書たちは解雇されてしまい…というストーリー。

写真に写っていなかったために、銀行に残ることができ、皆から「最終兵器」と持ち上げられた七菜(広瀬アリスさん)。最後まで空気の読めないドジっ子キャラのコメディー担当を貫きました。

鰻のランクの件で七菜を叱責するなど、キャラ変した霧島頭取(小林隆さん)。粟田口に対して萬が語ったように、権力に擦り寄る中で、理想を忘れ、腐敗していったってことでしょうか。黒木(坂口拓さん)の存在含め、ちょっと謎が残ったところ。

ナレーションの岩下志麻さんと『ドクターX』シリーズの勝村政信さんのサプライズ出演で締めた本作。高視聴率のため、続編の可能性はあるものの、キャスティング全員続行は難しいかも。中園ミホさんの脚本にしては、ラフな印象もありましたから、少し練り直した方がいいかも知れません。


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