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建築巡りで旅はもっと楽しい(福岡編)
先日の『ブラタモリ』は特別編で、2015年に放送した東京駅回の映像に、新たな素材を加えたものでした。東京駅の駅舎を設計したのは、明治の建築界の重鎮・辰野金吾。全国にその作品は残っていて、例えば福岡市であれば、福岡市赤煉瓦文化館(旧:日本生命九州支店)があります。
昨年、池田エライザさん主演の『名建築で昼食を』というドラマがあり、自由学園明日館(重要文化財)など、実在の建築物の魅力を紹介していました。専門家でなくても、今はネットなどで様々な情報を得られますから、旅先で著名な建築家の作品や、面白い建築物を訪ねてみるのも一興です。
というわけで、福岡で鑑賞できる有名建築家の作品を挙げてみましょう。まずは、太宰府市にある「スターバックス太宰府天満宮表参道店」。設計は新国立競技場も担当した隈研吾さん。あの外観を見ると、スタバ派ではない自分も、ついつい中に入りたくなりますね。
「自然素材による伝統と現代の融合」というコンセプトをもとに、店舗の入口から店内にかけて、伝統的な木組み構造を用いた特徴あるデザインになっています。木のぬくもりとコーヒーの香りに包まれた贅沢な時間をお楽しみください(スタバ公式から)。
次は改修工事も終わった福岡市美術館。ル・コルビュジエの弟子にして、戦後の建築界をリードした前川國男さんが設計。外壁や床に多用されるレンガ風のタイルが、周辺の緑豊かな大濠公園内に溶け込んで、絵を見なくてもゆったりとした気分が味わえます。
周辺にも見どころが多くて、大濠公園能楽堂は、国立能楽堂も設計した大江宏さんの作品。すぐ近くにある重厚な建物は、大濠郵便局(旧:福岡地方簡易保険局)。こちらは個人ではなく、大蔵省営繕管財局の設計です。
福岡市の中心部・天神や博多辺りにも有名建築家の作品がたくさんあります。福岡銀行本店は黒川紀章さん、西日本シティ銀行本店は磯崎新さん、福岡市庁舎は菊竹清訓さんです。
まだまだありますので、福岡旅の際には是非。
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