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俳優ノート『鈴鹿央士さん』

気になる俳優さんの出演作についての覚え書き「俳優ノート」。今回は、2021年春ドラマ『ドラゴン桜』に出演する鈴鹿央士さん。

広瀬すずさんが、エキストラで来ていた鈴鹿さんをスカウトしたという物語が、“売り”だったデビュー当時。広瀬さん主演の朝ドラ『なつぞら』(2019年)に出演。鈴鹿さんはアニメ制作会社の新人役で、雨の中、転んで原稿を汚してしまう痛恨のミスで記憶されます。

直後に公開された『蜜蜂と遠雷』(2019年)で、メインキャストのピアニストを演じ、その演技が大絶賛され、日本アカデミー賞新人俳優賞など、各映画賞を総なめにしました。

若手ピアニストの登竜門として注目される芳ヶ江国際ピアノコンクール。かつて天才少女と言われ、その将来を嘱望されるも、7年前、母親の死をきっかけに表舞台から消えていた栄伝亜夜は、再起をかけ、自分の音を探しに、コンクールに挑む。そしてそこで、3人のコンテスタントと出会う…。

『おっさんずラブ-in the sky-』(2019年)のレギュラー出演を経て、『MIU404』(2020年)にも出演。当初はゲスト扱いの高校生役かと思いきや、ラスボスの久住(菅田将暉さん)に利用され、闇落ちする成川役を熱演。強い印象を残しました。

警視庁刑事部・第4機動捜査隊が舞台。志摩(星野源さん)と伊吹(綾野剛さん)、陣馬(橋本じゅんさん)と九重(岡田健史さん)がバディを組み、24時間というタイムリミットの中で犯人逮捕にすべてを懸ける!

初のラブストーリーに挑戦したのが、ドラマと映画で展開された『ホリミヤ』 (2021年)。鈴鹿さんは、過去の出来事から、一見地味な姿(実はピアス&刺青入り)の高校生・宮村役。堀(久保田紗友さん)と出会って、徐々に変化していく様を、繊細かつ巧みに演じました。

クラスではいつもひとりぼっちの地味でネクラな男子・宮村伊澄と、優等生で明るく、人気者の女子・堀京子。ある日、堀の家に怪我をした弟を送り届けてくれたのは、ピアスだらけのバンドマンみたいな謎の男。それは学校では見せることのない、宮村のもう1つの姿だった。


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