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『エルピス-希望、あるいは災い―』(第8話)

エースの座から転落した女子アナ・浅川恵那(長澤まさみさん)と、彼女に共鳴した仲間たちが、連続殺人で死刑が確定した男・松本良夫(片岡正二郎さん)の冤罪事件を追う中で、自分の価値を取り戻していく社会派エンターテイメント『エルピス-希望、あるいは災い―』の第8話。

拓朗(眞栄田郷敦さん)は、再び八飛市で聞き込みを行い、最後に殺された中村優香(増井湖々さん)と親しかった高岡ひかるにたどり着く。拓朗がある質問をすると、当時のことをぽつりぽつりと話し始めた…。さらに、ひかるの携帯電話に残されていた写真が、拓朗をさらに突き動かすことになる。

副総理の大門(山路和弘さん)の幼馴染・本城建託社長・本城総一郎の長男で、第3話に登場した謎の男・本城彰(永山瑛太さん)の海外渡航歴と連続殺人が起こっていない期間が一致。

ひかるから話を聞いた拓郎。優香と付き合っていたという男の隠し撮り写真を見ると、まさに本城で。優香が彼氏からもらったという遺品のストールと、三件目の事件被害者のスカートから検出されたDNAを鑑定すると一致。本城真犯人説が高まります。

しかし、拓朗が『ニュース8』にこのスクープを持ち込むと、警察情報でないことを理由に断られ、「後追い」なら報道するというスタンス。局側についた恵那の「裏切り」。

週刊誌でスクープを取り上げてもらうことになった拓朗でしたが、絶妙なタイミングで優香が風俗で働いていたことが『ニュース8』で報道され。被害者の会は会見を取りやめ、週刊誌のスクープ記事もお流れに。そして、拓朗は懲戒解雇。目に見えない大きな“力”によって、潰されてしまいました。

すっかり眞栄田さんが主人公になった感の本作。脚本の渡辺あやさんが全10話と言っていたので、最終回は12月26日かな。残り2話でどんな展開になるのか、まだ読めません。バッドエンドにして、日本の現状を訴えるのか、大逆転でスッキリ、あるいはその両方か。


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