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田邊の二面性と新たな道…今週の『らんまん』

江戸時代末期、土佐の裕福な商家に生まれた、後の天才植物学者・槙野万太郎(森優理斗さん→小林優仁さん→神木隆之介さん)。東京帝大植物学教室の助手として研究に没頭。理不尽な目に合うも、夢のために情熱を失わず突き進んでいく、朝ドラ『らんまん』の第14週「ホウライシダ」。

土佐から東京に戻ってきて、万太郎と寿恵子(浜辺美波さん)が、長屋で新婚生活を始めた月曜日。久しぶりに大学に行った万太郎は、土佐で採取した植物標本を皆に見せようとすると、田邊教授(要潤さん)からストップがかかり、自宅に持ってくるよう命じられました。

万太郎と寿恵子が田邊宅を訪ねた火曜日。一通り食事を終えると、田邊は後妻の内気な聡子(中田青渚さん)と寿恵子を別室に移し、万太郎と二人きりで話をはじめ、学歴のない万太郎に大学卒業か留学を勧め、そんな時間はない万太郎に、最後の道として「私のものになりなさい」とダーク要潤。

田邊からの「専属のプラントハンター」として雇うという提案を、万太郎がキッパリと断った水曜日。田邊は「後悔するぞ。小学校も出とらん虫けらが何を言っても無駄だ」と激怒。虫けらって…。大きな枕じゃないと眠れないくせに。

そうはいっても落ち込む万太郎を、寿恵子は励まし。やる気になって研究を始めた万太郎と、床準備をしていたのに万太郎がやってこないのでジタバタする寿恵子(笑)。万太郎のモデル牧野富太郎博士の妻は、13回も出産したらしいですが。

土佐での学友・佑一郎(中村蒼さん)が万太郎を訪ねてきた木曜日。佑一郎は米国へ旅立つことに。万太郎の田邊についての悩みに、「教授だけがすべてではない」とアドバイス。

万太郎が博物館で、シーボルトの助手を務めた伊藤圭介の孫の植物学者・伊藤孝光(落合モトキさん)を、里中(いとうせいこうさん)から紹介された金曜日。田邊と因縁があるようで「泥棒教授」と呼び、去っていきました。

学歴のない身で植物学の世界で認められる方法を里中に尋ねた万太郎。本を出せばいいというアドバイスを受け、俄然張り切り。しかし、寿恵子からは竹雄(志尊淳さん)の申し送りとして、研究のために睡眠を削らないようにくぎを刺されました。

余談:昨日のラジオ『宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど』のゲストは岡田将生さん。健康診断エピソードなど、岡田さんはいつも面白いなあ。徳島県人の愚痴も。クドカン脚本の映画『1秒先の彼』も観てみよう。


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