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ドラマ日記『ブルーモーメント』(第9話)

甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かう主人公・晴原柑九朗(山下智久さん)らSDM本部(特別災害対策本部)メンバーが奮闘する物語『ブルーモーメント』の第9話。

園部肇一(舘ひろしさん)が進めていた国家防災プロジェクトの工場でガス爆発事故が起こり、緊急記者会見が開かれた。安心安全なエネルギーと言われたガスの爆発により、園部は窮地に立たされる上、彼のポストを狙う政治家の新島元樹(伊藤英明さん)の存在まで現れる。

事故に伴い、園部の裏金疑惑まで浮上しますが、政治家が表にしたがらない、政策活動費の詳細を国民に開示すると約束。「迷った時は、困難な道を選ぶ」と。

事故の原因を気象情報と絡めて調査していた晴原たちは、園部大臣を追求していた地元の自治会長・北里健二(羽場裕一さん)の息子・北里まさる(今井悠貴さん)が請け負った工事中のミスで、ガス漏れが発生したことが原因と特定。住民たちは訴えを取り下げました。

元医療班統括責任者の志賀浩一郎(神保悟志さん)にも復帰してもらうなど、ようやく最強台風への体制が整いましたが、さっそく大雨が原因の道路陥没が起こり、心肺停止者が…次回いよいよ最終回。

余談:鈴木亮平さんがMCの『NHKスペシャル ヒューマンエイジ第4集 性の欲望 デジタル技術解放か堕落か』を視聴。AIやロボット技術などの発展で、人間の性欲の対象が生身の人間から切り離されるというのは以前からの自論でしたが、それが現実になりつつある近未来が示されました。

大多数の人間の性欲は出産と切り離され、バーチャルな快楽の中で完結。己の遺伝子を望む富裕層と、多様性を確保する意味で国家が管理する出産システムが構築され、従来の結婚や家族の在り方も大きく変わっていくのでしょう。ドラマ『燕は戻ってこない』のテーマにも通じる話。


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