ドラマ日記『鎌倉殿の13人』(第25話)&『オールドルーキー』(初回)
鎌倉時代、源頼朝(大泉洋さん)に学び、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時(小栗旬さん)が、いかにして武士の頂点に上り詰めたのかを描く大河ドラマ第61作『鎌倉殿の13人』の第25話「天が望んだ男」。
源頼家(金子大地さん)に長男・一幡が誕生。比企能員(佐藤二朗さん)は鎌倉殿の継承に心を躍らせ、比企の台頭を危惧するりく(宮沢りえさん)は北条時政(坂東彌十郎さん)をたきつける。
ここまでW主演のようだった大泉さん演じる頼朝が死去した回。自分が死ぬ悪夢を連日見る頼朝は、全成(新納慎也さん)に助言を求めるのですが、でまかせ俗説を次々と繰り出す全成。藁をもすがる頼朝はこれを信じ、結果的に裏目に。
全成の助言に従い、幼少期から支えてくれている盛長(野添義弘さん)と二人で、追善供養で相模川に向かった頼朝。道中、木曽義仲(青木崇高さん)の愛妾だった巴御前(秋元才加さん)と対面、涙ぐみながら謝罪するも「昔を振り返るな」という全成の助言がよぎり。
追善供養後、餅を詰まらせるも一命を取り留めた頼朝。義時と政子(小池栄子さん)に遺言めいた言葉を残し、盛長と帰宅の途へ。どこか達観した頼朝は、もはや全成の助言に捕らわれず盛長と昔話。そして、突然落馬した頼朝。盛長の「佐殿!」呼びが泣かせました。
サッカー元日本代表の主人公(綾野剛さん)が引退に追い込まれ、スポーツマネージメント会社で働くことに。新たな目標に挑戦し、妻(榮倉奈々さん)や娘(稲垣来泉さん・泉谷星奈さん)がもう一度誇りに思える存在になるために奮闘するヒューマンドラマ『オールドルーキー』の初回。
元サッカー日本代表の新町亮太郎は37歳で選手としてのピークは過ぎたものの、J3に所属するチーム「ジェンマ八王子」で活躍していた。しかし、ある日「ジェンマ八王子」の解散が突然告げられる。
7月期ドラマながら、一足早くスタートした初回。元日本代表というプライドがボロボロにされるも、妻子ある亮太郎は新しい仕事で頑張ろうとするのですが、子供の頃からサッカー一筋だったため、役に立たず次々とクビになり。プロスポーツの世界あるあるなのかな。
そんな時、スポーツマージメント会社「ビクトリー」の社長・高柳(反町隆史さん)から声をかけられ、同社で契約社員として働くことに。実はこれには思惑があり、ドイツで活躍するサッカー選手・矢崎十志也(横浜流星さん)が、亮太郎の後輩と知った上での起用でした。
社員の深沢塔子(芳根京子さん)と二人で矢崎と会うのですが、強気な矢崎の要求に交渉は難航。しかし、サッカー選手としての経験から、矢崎が本当に求めているものに気が付き、提示できた亮太郎は大逆転。塔子の助け舟もあり、契約社員として引き続き働くことに。
突然の引退から、初仕事での大逆転までよく出来た初回でした。横浜流星さんのサプライズ出演も豪華。榮倉さんの妻役もはまり役で、娘役二人とも可愛すぎる(稲垣さんは『ちむどんどん』暢子の幼少期役)。一番驚いたのは、亮太郎が福岡県久留米市出身設定ということ(笑)。