プロポーズ直後の結婚保留…今週の『おかえりモネ』ほか
最終章「気仙沼編」を前にした、東京編ラスト週となる、朝ドラ『おかえりモネ』第19週「島へ」。地元の役に立ちたいという想いが、“少し病的”だという自覚はあったモネ(清原果耶さん)が、故郷に帰ることをついに決意。その最後の一押しをしたのは、他ならぬ菅波(坂口健太郎さん)でした。
月曜日、大型台風報道が一区切りし、コインランドリーで寝落ちしていたモネに、菅波がプロポーズという名の“菅波劇場”。菅波は東京の病院へ戻ることに。火曜日、実家の竜巻被害が予想以上に酷いと知ったモネに、菅波はすぐに島に向かうよう後押し。
水曜日、苦境の実家を地域の人たちが、笑顔で助けている様子をみて、故郷へ帰る決意をするモネと三生の“剃髪式”。木曜日、過去のわだかまりを一山超えた永浦姉妹(まだモヤモヤ感がありそうなみーちゃん)。
金曜日、菅波のサプライズによる宮田(石井正則さん)のホルンの音にも勇気づけられ、島へ帰る決意を菅波に告げたモネ。そうなるであろうことを覚悟の上で、むしろ後押しする辺りが「#俺たちの菅波」。プロポーズ数日にして「結婚保留」という結果にはなりましたが、先に引っ張っただけかな。
同日、朝ドラ直後の『あさイチ』プレミアムトークには、菅波を演じる坂口さんが登場。前半45分全てを、朝ドラらの特定キャラ(菅波)について深掘りするという異例の構成。菅波&坂口祭りともいうべき盛り上がりを見せました。
『おかえりモネ』の公式HPフォト&ムービー「気仙沼編1分PR動画」は、かなりネタバレ気味ですが、色々気になるシーンが満載。会社から言われている「2年間」で結果が出せるのか、例の感染症は登場するのか、モネと菅波は結婚するのか、残り5週を見守りたいと思います。
続いては、全裸で発見された漂着者・通称ヘミングウェイ(斎藤工さん)の周りで、不審な事件が次々起きていく衝撃作『漂着者』最終回。やはりほとんどの伏線は回収されず、最後の最後に「Season1」の文字で、続編を示唆。「続きは○○で」の新パターンでした。
和菓子店『嘴屋(くちばしや)』の大女将・関川ふみ(根岸季衣さん)に刺された刑事・柴田俊哉(生瀬勝久さん)が、病院に緊急搬送される。しかし、傷がかなり深く危険な状態で…。
女児誘拐事件と某国のテロ計画が同時進行し、両方の予知にヘミングウェイが絡んできた同作。誘拐事件の件は自分の犯行だと、意識不明の柴田の枕元で、住職(リリー・フランキーさん)が嬉々として語り、それが実は録音されていたという展開ながら、物証はまだなく、真相も不明。
一方、小型核爆弾の可能性も語られたテロ計画でしたが、実は大規模テロの前に、予知能力のあるヘミングウェイがテロの標的で、それを知った上で自ら撃たれ犠牲に…と思わせての復活劇。そして、最初の鐘を鳴らすヘミングウェイを信奉する藤沼首相代理(峯村リエさん)ら意外な人たち。
ラストには「終」の文字と共に、「Season1」の表示。いずれ配信あたりで、「Season2」が発表され、回収されなかった伏線の謎が明かされるのでしょう(希望的観測)。来期も『真犯人フラグ』など3作品が秋元康さんの企画。さて、どうなりますか。
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