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『ボス恋』と空手&カンフー映画

『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』の第5話では、中沢(間宮祥太朗さん)が、映画『ベスト・キッド』(1984年)を例に挙げ、一見地味に見える雑用にこそ仕事の本質が詰まっていると、奈未(上白石萌音さん)に説くシーンがありました。

『ベスト・キッド』は、いじめられっ子の少年が、アパートの管理人(実は空手の達人)の日系人・ミヤギに、空手を教わり、成長していく物語。大ヒットし、続編3作とリメイク版(こちらは空手ではなくカンフー)が作られましたが、やはり最初の作品が一番面白いですね。

カンフー映画といえば、まずはブルス・リーの『燃えよドラゴン』(1973年)。リアルな武道家だった彼は32歳という若さで亡くなったために、主演作品はわずかですが、この作品が代表作。" Don't Think. Feel"(考えるな、感じろ)という有名なセリフは、この映画から。

武術トーナメントが開かれる香港の小島。そこは、麻薬密売組織の支配者ハンが麻薬と暴力で君臨していた。リーは、ハンの部下に殺された妹の復讐のため、そして麻薬密売の内情を暴くため、ひとり悪の要塞島に乗り込む。

次は、近年その政治姿勢が批判されがちなジャッキー・チェン。香港時代ですと、『プロジェクトA』(1984年)が代表作にはなるのでしょうが、やはり一番好きなのは『酔拳』(1978年)。これまた修行のシーンがいい。

カンフー道場のドラ息子ウォン。見兼ねた父親が呼び寄せた、カンフーの達人ソウに修行を強いられたウォンは、酔えば酔うほど強くなる、という秘伝の拳法“酔八仙”を習得するため、苛酷な修行に励む。

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最後は日本。刑事ドラマですが、主人公が蟷螂拳の使い手なのでいいでしょう。武田鉄矢さんの『刑事物語2 りんごの詩』(1983年)。ハンガーアクションが有名です。ちなみに、アクション指導の松田隆智さんの武術本は、何冊も持っていました。

弘前署の刑事・片山は、2年前に札幌で起きた現金輸送車襲撃事件の手掛かりであるりんごの種を調べることに。早速りんご試験場に種の栽培を依頼した片山は、所員の忍と恋に落ちるのだが…。

他にも千葉真一さんの『殺人拳』シリーズや、志穂美悦子さんの『女必殺拳』シリーズ、リー・リンチェイ(ジェット・リー)の『少林寺』などがあります。

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