見出し画像

ドラマ日記『日本沈没』『真犯人フラグ』(2話)&『青天を衝け』(31話)

小松左京による不朽の名作を、2023年の東京を舞台に描く『日本沈没-希望のひと-』の第2話。関東沈没ミュレーションに引き込まれました。

田所博士(香川照之さん)の予言通り、日之島が沈んだ。それは関東沈没の前兆となる。環境省の天海(小栗旬さん)は、対策を早急に行うように訴えるが、世良教授(國村隼さん)は地すべりが原因だとして真っ向から否定。そのまま東山総理(仲村トオルさん)とともに会見を行ってしまう。

世良らを敵に回したことから、身に覚えのない週刊誌スキャンダルを仕掛けられ、謹慎となった天海でしたが、どうにか海上保安庁の改ざん前のデータを入手し、世良に突きつける逆転劇。

新たに入手したデーターを元に、関東沈没の可能性を検証した田所が、シミュレーション映像を見せ、「遅くとも1年以内に関東沈没が始まる」と予言。首都が崩壊していく姿は、小芝風花さん主演の『パラレル東京』を思い出しました。

今さらながらですが、日本が沈没するのではなく、関東が沈む設定なのだなと。4千万人をどこへ移動させるのか。どう国民に伝えるのか。1年なんてあっという間ですから、トップの判断の遅れが悲劇を生みそうですが、さてどうなりますか。

妻子が消えたサラリーマン・相良(西島秀俊さん)が、部下の二宮(芳根京子さん)の助けを借りて真実に挑むミステリー『真犯人フラグ』の第2話。

冷凍遺体の発見で、警察にも犯人扱いされる相良。マスコミの取材攻勢も激しくなり、悪意ある憶測がネットで広まる。動画で職場が特定され、苦情電話が殺到。二宮は、協力を申し出、2人は真帆たちの捜索に動き出す。そんな中、家族の最後の足取りが判明するのだが…!?

息子・篤斗(小林優仁さん)と同じ背番号の遺体はやはり別人で、5年前から冷凍されていたと判明。その後、YouTuberぷろびん(柄本時生さん)の考察動画で、会社に苦情殺到。早期解決のために、二宮が助けてくれることになり、バディ誕生からのスイーツ差し入れに和みました。

3人の足取りを掴むため、会社の配送車のドライブレコーダデータを何とか入手した相良でしたが、新居の担当者・林(深水元基さん)からの連絡で新居に向かうと、娘・光莉(原菜乃華さん)のものに似たローファーが、コンクリートに埋まっていてエンド。また、たぶん別人だろうなあ。

“日本資本主義の父”と呼ばれる、渋沢栄一(吉沢亮さん)の激動の人生を描く、大河ドラマ第60作『青天を衝け』の第31話。冒頭から千代(橋本愛さん)が深いため息。

栄一たちは、日本初の銀行設立に乗り出した。早速、豪商の小野組、三井組に協力を依頼するも難航する。一方、惇忠(田辺誠一さん)は、富岡製糸場に対するよからぬうわさで、伝習工女が集まらないことに悩んでいた。惇忠は、娘の勇(畑芽育さん)に、最初の伝習工女になって欲しいと頼み込む。

先週、女中・くに(仁村紗和さん)に手を出したらしい描写があった栄一。冒頭から、栄一の子供を身ごもったくにが、家にやってきたシーン。千代は「共に暮らし、子を育てましょう」と寛容さを見せるも、見えないところで深いため息。妻妾同居の風習があった時代ではありますが…ね。

銀行設立を巡って、官の立場で強引にすすめる栄一に、三井組の三野村利左衛門(イッセー尾形さん)は「徳川の世と変わりませんな…」と皮肉。その言葉に、かつてに岡部藩代官(酒向芳さん)への屈辱を思い出す栄一は、ついに官の職を辞することを決意。ここからが本番ですね。



この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?