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金箔入り日本酒でお屠蘇を飲んでいた頃

父や祖父世代は、日本酒党が多かったように思いますが、知識としては勘違いしている人も多かったように思います。

1992年に廃止されるまで、日本酒の級別制度というものがあり、アルコール度数などに応じて特級・一級・二級と表示され、「これは特級だから(値段が高いから)いい酒だ」という風に使われていました。

実際には必ずしも品質を反映していなったこの制度。敢えて無鑑査の二級酒として美味しい酒を出す蔵元も現れ、1990年からは現行の「特定名称酒」制度が導入されるようになりました。本醸造酒・純米酒・吟醸酒というやつですね。

お正月といえばお屠蘇。父が「金箔入りの特級酒を用意した」などといっていたのを思い出します。子供もお屠蘇だけは別、ということで飲んでましたね。養命酒同様、薬っぽくはありましたが、当時はビールよりは好きだったかな。



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