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朝ドラ『虎に翼』ノート

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朝ドラ『虎に翼』及び出演者についての日記をまとめました。
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#岡田将生

「さよーなら」またいつか…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の最終週「虎に翼」。 「虎に翼」とは、「《「韓非子」難勢から》ただでさえ強い力をもつ者にさらに強い力が加わることのたとえ」(コトバンクから引用)。 美佐江(片岡凜さん)の娘・美雪(片岡凜さん)の件で、寅子が思い悩んでいた月曜日。星航一(岡田将生さん)は、以前寅子にし

『虎に翼』ロス!?出演者たちの秋ドラマ情報

朝ドラ『虎に翼』はいよいよ明日で最終回。賛否両論あった作品だけに、思い入れがあって「トラつばロス」とお嘆きの方や、次の『おむすび』が待ち遠しいという方、両方いらっしゃるでしょう。 ロスでない方の中にも、作品はあれだけど、俳優さんは好きだったという人もいるでしょうから、『虎に翼』出演者の秋ドラマ情報をお届けしたいと思います。 まずは、『虎に翼』の裏主役、というか後半は事実上の主役ともいえた、山田よね役の土居志央梨さん。本作で大ブレイクした土居さんは、『無能の鷹』に金髪姿でレ

桂場の孤独と美佐江の死…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第25週「女の知恵は後へまわる?」。 「女の知恵は後へまわる」とは、「女は知恵の回りが遅く、事が終わってからいろいろと考えつく」の意(コトバンクから引用)。 崔香淑=汐見香子(ハ・ヨンスさん)が、原爆被害に遭った外国人支援を決意した月曜日。夫の汐見圭(平埜生成さん

一足早いですが…『虎に翼』総括

残り7話となった朝ドラ『虎に翼』。最終回前ではありますが、秋ドラマが始まると忙しいので、ここまでの総括をしておきたいと思います。 序盤から主人公・寅子を演じる伊藤沙莉さんの演技も好評で、明律大学女子部のシスターフッドな展開も人気を集め、戦後に夫・優三(仲野太賀さん)の死を知り、どん底状態だった寅子が、新聞に掲載された新憲法第14条を目にする第9週までは「傑作(の予感)」と絶賛する声も多かったものです。 寅子が民事局民法調査室で働き始めた頃からその兆しはありましたが、朝ドラ

学生運動と少年法…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第24週「女三人あれば身代が潰れる?」。 「女三人あれば身代が潰れる」とは、「女の子が3人あれば、その嫁入り支度で財産を使い果たす」の意(imidasから引用)。 原爆裁判が終了してから5年が経過した、1968年(昭和43年)以降が描かれた月曜日。優未(毎田暖乃さ

意義ある敗訴…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」。 「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」とは、「初めはおとなしく弱々しく見せて敵を油断させ、のちには見違えるほどすばやく動いて敵に防御する暇を与えないという兵法のたとえ」の意(コトバンクから引用)。 原爆裁判の4年に

「仮面家族」の告白…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第22週「女房に惚れてお家繁盛?」。 「女房に惚れてお家繁盛」とは、「亭主が女房に惚れ込んでいると、外で浮気や道楽もせず家庭円満になるということ」の意(ことわざ辞典から引用)。 星航一(岡田将生さん)家での同居生活が始まり、さっそく航一と寅子、航一の長男・朋一(井

「結婚狂走曲」と明律大OB再集結…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第21週「貞女は二夫に見えず」。 「貞女は二夫に見えず」とは、「貞操堅固な女は二人の夫を持つことをしない。貞女は再婚しないこと」の意(コトバンクから引用)。 寅子が轟太一(戸塚純貴さん)から恋人・遠藤時雄(和田正人さん)を紹介され、星航一(岡田将生さん)からのプロ

「山田轟事務所」爆誕と「原爆裁判」…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第20週「稼ぎ男に繰り女?」。 「稼ぎ男に繰り女」とは、「外に出てよく働いて稼ぐ男と、家を守り家事をうまくやりくりする女」の意(コトバンクから引用)。 航一(岡田将生さん)との交際も順調なまま、寅子が新潟での任期を終えて東京へ去ることになった月曜日。娘の優未役は竹

二人の悪女…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第19週「悪女の賢者ぶり?」。 「悪女の賢者ぶり」とは、「心の悪い女が、賢人のふりをして、外見を装うこと」(コトバンクから引用)。 先週の航一(岡田将生さん)の告白を受け、部下の入倉(岡部ひろきさん)が涙した月曜日。航一のことを「つまらなくて、退屈な人だとばかり」

理想と現実…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」。 「七人の子は生すとも女に心許すな」とは「七人の子どもまででき、長年連れ添った妻にも油断してはならない。女には気を許すな」ということ(コトバンクから引用)。 放火事件が発生し、朝鮮人の金顕洙(許秀哲さん)が逮捕された月

主従から友へ~今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第17週「女の情に蛇が住む?」。 「女の情に蛇が住む」とは「女の情愛は執念深い事の例え」(ことわざ選集から引用)。「安珍・清姫伝説」みたいなことでしょうか。 星航一(岡田将生さん)の馴染みの喫茶店で、寅子が女子部時代の涼子(桜井ユキさん)と玉(羽瀬川なぎさん)に再

「向き合う」ということ…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第16週「女やもめに花が咲く?」。 「(男やもめに蛆がわき)女やもめに花が咲く」とは「妻を失った男の身の回りは、家事に手が回らず不潔になるが、それに比べて女やもめは、夫のめんどうを見なくてもよく、その分だけ身奇麗になり、周りの男も放っておかないからうわさも立って華や

恩讐の穂高逝く…今週の『虎に翼』

日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・猪爪寅子(伊藤沙莉さん)とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追い詰められた女性たちを救っていくリーガルエンターテイメント、朝ドラ『虎に翼』の第14週「女房百日 馬二十日?」。 「女房百日 馬二十日」とは「どんなものも、はじめのうちは珍しがられるが、すぐに飽きられてしまうというたとえ。妻は百日、馬は二十日もすれば飽きてしまう』との意から(ことわざ辞典から引用)。 茨田りつ子(菊地凛子さん)の一言で、寅子