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古家にエアコン、石綿事前調査が必須になり、工事総額はいくらになる?

AIに描かせたエアコンの室外機がちっちゃい!というのはさておき。

最近、FFストーブやエアコンを量販店で買うと、工事をしてくれないという話をちらほら聞くようになりました。築古の家の外壁に配管の穴を開けるにはアスベスト調査が必要になるからのようです。

エアコンのスリーブがない築古の家には当然専用のコンセントもないから分電盤から新たに露出で宅内を配線引き回さないといけない。電気工事士の資格を持ってるので、その部分は自分でできなくはないですが、資材や工具を買って工事をするのは結構面倒です。2階だと室外機を置く屋根や外壁の工事、搬入路も必要で、10万以上かかる感触です。

そこで、これまで移動式エアコンを導入してきました。
現在民泊の1階、2階にあり、シェアハウス用にも1台発注したところ。
ですが、移動式エアコンはやはりうるさい。そして部屋全体を冷やすことは無理です。扇風機や保冷剤を使う冷風機よりはましというレベル。
移動式エアコンでは眠れない、テレビを見れないと嘆く人もいます。

移動式エアコン

やはりエアコンへの思いも断ち難く、一度コストをはじいてみます。

アスベスト調査

令和5年(2023年)10月より有資格者による石綿(アスベスト)の事前調査が義務化されました。ということで、

ビックカメラでは
調査3850円+石綿対策工事9900円=13750円

ヤマダ電機・ケーズデンキ
◎石綿含有建材調査費⽤ 3,300円(税込)
◎石綿対策⼯事費⽤ 13,200円(税込) 合計16500円

コンセント増設

ケーズデンキ
同階:15,400
異階:27,500

コメリ
同階:22,000
異階:30,000

標準工事費


ケーズデンキ・ヤマダ電機
4kwまで:16500
4kw以上:22000(ヤマダは5.6kw以上)

標準工事費には、スリーブも1か所含まれます。

室外機置場


ケーズデンキ・ヤマダ電機
2階壁面設置:16500
1階の屋根上:15400

コメリ
2階壁面設置:31000
1階の屋根上:31000

あとは、配管にカバーをつけたりすると長さによって15000前後。

本体


寒冷地仕様:ダイキン2.2kw6畳用  154,550円
一般   :ハイアール2.2kw6畳用   71,676円

熱気のこもる2階にエアコンをつける場合、7万くらいの機種を選んだとして、調査と工事費を足すと合計で147500円。配線配管の長さやカバーのオプションなど考慮して15万は見ておいた方がよさそうです。

一方で、移動式エアコンは3万円前後。エアコンの五分の一の予算で導入できるので悩ましいのです。

北東北(大館)は夏でも朝は結構冷えて寒さを感じるくらいで、猛暑が続いて耐え忍ぶのはほんの一時期。それで十年近くエアコンなしでやりすごしてきたわけですが、異常気象、温暖化でエアコンも車同様一人一台の雰囲気になってきましたし、シェアハウスの客付けにも売りになるので悩んでいるところです。

分電盤

シェアハウスの分電盤カバーを外すと、ブレーカーを2基増設するスペースがあり、自分でもできそうではあります。最大、2階に1台、1階に1台エアコン付けることは可能。

騒音測定

ちなみに、騒音測定アプリで移動式エアコンを計ると、MIN22 ,MAX82,平均55dBでスペック通りですが、瞬間80超えもあるので、人によってはNGでしょう。

今日の大館は正午の気温25℃、1階は22℃、2階は25℃、風が通り抜け涼しいので今のところエアコンいらずです。窓を閉め切った暑い日は2階は32℃まで上がったことがあります。

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